『意味がなければスイングはない』 村上春樹

本書は季刊「ステレオサウンド」に

2003年春号から2005年夏号までの間連載された

村上春樹の音楽エッセイを単行本にまとめたものである。

はあ、はあ、

ともかく、師春樹氏の偉大さに

私キューピーはただひれ伏すのみなのである。

クラシックとジャズに関するその造詣の深さ！！！

そして、ロック、果てはスガシカオをいうJ-popアーティスト

に至る守備範囲の広さ！

御本人はおっしゃらないが、そこにあるのは「愛」

なのであーーーーーーーる。

クラシックなんて退屈なもの、と普段思っていても、

シューベルトの章を読むと、

聴いてみようかしらんと思わせる筆力！

でも、キューピーは聴かなかったすよお。

そんな登山ルートに足を踏み入れたら遭難してしまう。

そう、村上春樹を読むのは山登り。

それも単独峰じゃなく、その業績は

イエローストーン国立公園並み。

色とりどりの高山植物や、

時には野生のシカやオオカミに出くわすことも。

若い人は行きたいとこへ行けばいいけど、

齢60のキューピーは考えて遊ばないと、

寿命が尽きてTime Overになってしまう。

読みたい本はまだまだいっぱい。

我が人生の師：村上春樹と出会えた幸せを噛みしめながら、

残りの人生、ハルキライフを思いっきりenjoyするのだあああああ。