装丁のセンスの良さに惹かれ読んでみた。
児童書であるが読みごたえがあり
大人にもおススメできる。
主人公:キャットは13歳。
両親は有名な俳優で、
仕事が忙しかった彼らは早々と育児放棄して、
キャットは幼いころに高名な精神科医である祖母(プタ)
に引き取られてずっと一緒に生活している。
二人は和気藹々と仲良く生活していたのだが、
これ以上高齢の母に孫の面倒を見るのは無理と判断した両親が、
キャットを引き取ると申し入れてきた。
でも、キャットはプタが大好きで
離れたくはない。
両親の子育て失格ぶりはかなり強調されて描写されていたが、
13歳の少女の目から見ればこんなものかもしれないと思って読んだ。
学校でのいじめもあり、
前半の内容は重く、
なかなか読み進むのが辛かったが、
キャットが弁護士事務所に相談に行ったところから
面白くなり、後半は一気に読んだ。
プタと両親はどちらがキャットを養育するかを
裁判で争い
結局はプタが勝利しめでたしとなる。
だが、物語の最後にちょっとした事件が起こる。
ギリシャの別荘に遊びに行ったキャットとプタは、
海岸から離れた小島まで遠泳し、
帰りにプタが溺れ死にしそうになるのだ。
この事件は
「やっぱり子供が老人の面倒を見るのは無理だった。」
「やっぱり老人が子供の面倒を見るのは無理だった。」
という結末を迎える可能性があることを示唆していると思われる。
わたしたちの幸せは氷の上を歩いているようなもの。
いつ氷が割れて冷たい水底に落ちるか、
いつどんな不幸に見舞われるかわからない。
それでもわたしたちは幸せを追い求めて生き続けるしかないのだ。
内容は重たい小説でしたが、
明るくて快活な少女の語りで話が展開し、
最後は幸せな気分にしてくれました。
児童書であるが読みごたえがあり
大人にもおススメできる。
主人公:キャットは13歳。
両親は有名な俳優で、
仕事が忙しかった彼らは早々と育児放棄して、
キャットは幼いころに高名な精神科医である祖母(プタ)
に引き取られてずっと一緒に生活している。
二人は和気藹々と仲良く生活していたのだが、
これ以上高齢の母に孫の面倒を見るのは無理と判断した両親が、
キャットを引き取ると申し入れてきた。
でも、キャットはプタが大好きで
離れたくはない。
両親の子育て失格ぶりはかなり強調されて描写されていたが、
13歳の少女の目から見ればこんなものかもしれないと思って読んだ。
学校でのいじめもあり、
前半の内容は重く、
なかなか読み進むのが辛かったが、
キャットが弁護士事務所に相談に行ったところから
面白くなり、後半は一気に読んだ。
プタと両親はどちらがキャットを養育するかを
裁判で争い
結局はプタが勝利しめでたしとなる。
だが、物語の最後にちょっとした事件が起こる。
ギリシャの別荘に遊びに行ったキャットとプタは、
海岸から離れた小島まで遠泳し、
帰りにプタが溺れ死にしそうになるのだ。
この事件は
「やっぱり子供が老人の面倒を見るのは無理だった。」
「やっぱり老人が子供の面倒を見るのは無理だった。」
という結末を迎える可能性があることを示唆していると思われる。
わたしたちの幸せは氷の上を歩いているようなもの。
いつ氷が割れて冷たい水底に落ちるか、
いつどんな不幸に見舞われるかわからない。
それでもわたしたちは幸せを追い求めて生き続けるしかないのだ。
内容は重たい小説でしたが、
明るくて快活な少女の語りで話が展開し、
最後は幸せな気分にしてくれました。
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