キューピーヘアーのたらたら日記

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やわらかい生活

2007-03-11 23:11:58 | やらわ行の映画
チョーやわらかい糠床のような生活を送っている私めが言っても

信憑性がないように思われる向きもございましょうが、

この映画、精神病者を奇異なものとして扱っていない点において、

とてもとても好感が持てます。

私、決して腐ってなどおりません。

糠床に漬かってちょーどよい味加減になるのを待っているのであります。



主人公、優子(寺島しのぶ)は早稲田を卒業後、

一流企業で総合職キャリアウーマンとして

エリート街道をひた走っていたが、6年前に両親を亡くし、

以後精神に変調をきたし、精神病院に入退院を繰り返す生活。

病名は躁うつ病。

映画で躁うつ病と観客がわかるまで少し間があったが、

その間に、優子は出会い系というやつで知り合った男と

チカンプレイに興じるは、

大学時代の男友達を部屋に連れ込むは、やりたいほーだい。

「好きなことだけして生きたい。」

などとほざく始末。

なんとふしだらな女、世間様にそんなことが通用すると思っているのか?

と思って観ていたのだが、

両親の七回忌の法要で親戚の前で堂々と病気になったことを説明、

えらいねえ、キューピーにはまねできないねえ。

事情が分ったら急に寛大になった私です。


そんなある日、優子のアパートに従兄弟のしょうちゃん(豊川悦司)

が転がり込んでくる。

しょうちゃん、40にして惑いっぱなし。

家族と別居、愛人には捨てられ、

経営していたカラオケ店は潰れてしまって

全く持っていいところがない。

ところが、このしょうちゃん、優子がうつ期に入ると、

薬を飲ませてくれたり、おかゆをつくってくれたり、

掃除、洗濯、シャンプーまでしてくれる、

全く持って頼りがいのあるいい奴なのだった。


キューピーは葬式と法事以外親戚づきあいは全くしてないので、

この二人の関係がとっても羨ましかった。

ある時は兄妹のように、ある時は戦友のように、

そしてある時は恋人になってくれる

かけがえのない人。


映画の中でたくさん薬の名前が出てきたが、

レボトミンとサイレースは僕も飲んでる薬。

アモバンは以前飲んでいた眠剤。

(少し苦くて、朝になっても眠気が取れず起きるのに苦労した。)


皆さん、彼女の今後が気になるところと思いますが、

僕も僕自身の今後がリアルに不安です。

いつまで続く?"やわらかい生活"

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