「香阪王」「忍熊王」二人の兄との戦いに勝利した神功皇后の御子のために、将来の禍根を残さないために武内宿禰は
“卒其太子。為将禊”
と書いてあります。これを宣長先生は
<ソノミコヲイテマツリテ ミミソギセムトシテ>
と読んでおります。
要するに、武内宿禰はその御子をお連れになって、兄たちからの呪をそそぎ清める為の「禊」の場所を捜して、兄が入水自殺した淡海<オウミ>から若狭国へと尋ねて行きます。 敦賀(古事記では「角鹿<ツヌガ>」に着き、そこに宮殿を造ります。
ある夜の事、武内宿禰の夢枕に、敦賀の神である「伊奢沙和気大神」が立ち
“以吾名欲易御子之御名”
「私の名を御子のお名前と交換したいと思うのですが。」
と、お告げがあります。
なほ、「易」は<カフル>と読み、
「慎んで神からお告げの通りにいたします。」
と云う意味で、神からの申し出に、「はい、分かりま分かりました。お互いに交換しましょう」と云う簡単な呼びかけでは無く、
「有難くそのお言葉通りにいたします。」
と云う恭しく承りますという丁寧な思いのある武内の宿禰の言葉なのです。
それはお前の深読み過ぎだと思われるかもしれませんが????
“卒其太子。為将禊”
と書いてあります。これを宣長先生は
<ソノミコヲイテマツリテ ミミソギセムトシテ>
と読んでおります。
要するに、武内宿禰はその御子をお連れになって、兄たちからの呪をそそぎ清める為の「禊」の場所を捜して、兄が入水自殺した淡海<オウミ>から若狭国へと尋ねて行きます。 敦賀(古事記では「角鹿<ツヌガ>」に着き、そこに宮殿を造ります。
ある夜の事、武内宿禰の夢枕に、敦賀の神である「伊奢沙和気大神」が立ち
“以吾名欲易御子之御名”
「私の名を御子のお名前と交換したいと思うのですが。」
と、お告げがあります。
なほ、「易」は<カフル>と読み、
「慎んで神からお告げの通りにいたします。」
と云う意味で、神からの申し出に、「はい、分かりま分かりました。お互いに交換しましょう」と云う簡単な呼びかけでは無く、
「有難くそのお言葉通りにいたします。」
と云う恭しく承りますという丁寧な思いのある武内の宿禰の言葉なのです。
それはお前の深読み過ぎだと思われるかもしれませんが????