この2.3日の私のブログは「なんだ!!!お前の自慢の本の紹介のための自画自賛ブログじゃあないか」と思われたのではないでしょうか。
さて、今日もその一冊を。と云うのも、蓑笠庵氏は、次に、象潟の処に書いてある
“此寺の方丈に坐して簾を捲ば”
を説明しております。
まず、「方丈」について、「寺の勝手向きの間」を云う。それは、唐の時代に「王政策」と云う人が西域の維摩居士を訪ねたところ、彼のいた石室の縦横が「十芴」(一丈)であったために、そこを「方丈」と云ったのです。それが、後になって。お寺の勝手の間を方丈と云うようになったと説明してあります。そして、次の「簾を捲ば」について
“王勃カ勝王閣ノ詩ニ 「朱簾暮捲西山雨」ト云ル形容ナリ”
と書かれております。そこで、またも、此の{王勃「勝王閣」の詩}を私の持っている本(明治9年;「校本古文後集」)で御紹介します。
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