スサノヲは、再び、「高天原」から“神夜良比夜良比岐<カミヤラヒニ ヤラヒキ>”されます。
スサノヲは、かって、父「イザナミ」から
「お前みたいに者は一刻も早くここを立ち去れ」
と、追放されたことがありますが、此の度も、同じように神々から、服を始め身ぐるみ総てをはがされて、その上、頭の髪の毛も、手足の指の爪さへ抜かれてしまって、まる裸で、追い払われます。
仕方ありません、高天原から出て、イザナギが「統治せよ」と指定した”海原<ウナハラ>”に行きます。途中で、書紀には霖<ナガアメ>が降りだしスサノヲは随分と困ります。神々の家が途中にあるも、総ての家から宿りを断られるのです。
それからスサノヲは、いったい何時間ぐらい、どこをどのように辿って云ったのか、何もいてありません。でも、これだけ読むと、読者は、
「かわいそうに!!雨も降るし、笠など、勿論、ありません。どのように歩いて行ったかな????腹がへっただろうになあ」
と、同情さへ覚えます。
すると、それを見透かしたように「古事記」では、次に、何処からどのようにその場に出てきたのかは分からないのですが、一人の女性が出て来ます。その人の名は
”大気津比売<オオゲツヒメ>神”
です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます