先ず、この写真を見てください。
山田方谷の書です。古い納屋から出て来ました。大変傷んでおり修復不能かなと思いましたが、表具屋さんに持ち込んだ所、「どうにか直るかも?」と。修復して頂くと、私の予想に反して、誠に見事な軸に変身しました。此の書は私の曽祖父が方谷から頂いた物だと言い伝えられている貴重品です。
この「富潤屋」は、方谷の備中松山藩の運営の最も重要な経済政策の思想なのです。それは単に藩だけでなく、一般の家庭に有っても、この考えが大切にされて、初めて、松山藩の体制の維持発展に繋がるのだと言うのです。その考えを一般にいきわたらせる為、名もない貧しい田舎の若者に、わざわざ書いてくれたのだと、我が家に言い伝わっております。
なお、この言葉は四書五経之一つである「大学」に有る言葉です。言わずもがなですが。
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