“当今之時、不改其失、未経幾年、其旨欲滅”
と。
ここに記されている太安万侶の十二字は、この「古事記序」の中で、唯一、辞書も何もいらないで読める数少ない部分で、天武天皇の日本の正しい歴史を後世に伝えようとするその深慮なる思いが伝わってくる場面です。
この言葉に対して本居宣長は、その解説として次のように書き表しております。
「然るに後の世人の学問は、正実の処をばなほざりにして、ただ漢<カラ>めきたる虚偽の文をのみ重くすめるはいかにぞや。」
と、当時の日本に於ける古事記の研究の在り方に苦言を呈いています。
と。
ここに記されている太安万侶の十二字は、この「古事記序」の中で、唯一、辞書も何もいらないで読める数少ない部分で、天武天皇の日本の正しい歴史を後世に伝えようとするその深慮なる思いが伝わってくる場面です。
この言葉に対して本居宣長は、その解説として次のように書き表しております。
「然るに後の世人の学問は、正実の処をばなほざりにして、ただ漢<カラ>めきたる虚偽の文をのみ重くすめるはいかにぞや。」
と、当時の日本に於ける古事記の研究の在り方に苦言を呈いています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます