天児屋命が
“譸白而<ネギモウシテ>”
とありますが、此の事に付いて本居宣長は、次のように説明しております。、
「かの布刀玉ノ命の取持る種々の御幣物<ミテグラ>を賛讃<ホメタタヘ>たる辞なるべし」
と、
「今、布刀玉命が恭しく捧げ奉った天石屋戸の前に並べている種々の御幣物の何と素晴らしいことでしょう。天照大神よ!!!早くそこからお出いただいて、この立派なミテグラを見て下さい。」
と、いう位の意味になると思います。アマテラスのお出ましを乞い願うだけの、「譸白」ではなかったのです
なお、この「譸<ネギ>」に関連して、今神官が禰宜と呼ばれていますが、この「譸<ねぎ>」がら生まれた言葉であり、又「願<ネガフ>」もこの「ネギ」から派生した言葉だとも説明しております。天児屋命は中臣氏の祖とも。
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