オロチの“中尾”を切り裂いていた時、何かに当ったのでしょうか、「かちん」と音がします。怪しみてスサノヲは、ご自分の十拳剱を見ます。すると、刃が欠けております。どうして欠けたのかと、更に、その辺りを刀の前で裂いて見てみます。それを
“以御刀之前刺割而<ミハカシノ サキモチテ サシサキテ>”
と書いております。「御刀之前」ですから「切っ先です。鋭い切れ味があるだろうと想像するのですが、昨日ご覧いただいたような石剣であるならば、そんなにうまくは切り裂くことはできないと思います。結局、少々は時代的な差異はありますが、この場合の剣は五世紀の終わりごろに造られたあの稲荷山鉄剣のような刀ではなかったのでしょうかん???
その刀の写真を
これだったら、切っ先で十分オロチを切り裂く事が出来ます。昨日の石刀ではどうもね
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます