恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

4.セブンイレブン

2005年05月15日 | 若い恋
 広い道路の四つ角を曲がると信号機がある。信号機の真下にはセブンイレブンがある。  朝五時。あまり客は入っていない。  もうすぐ、一年間思いを寄せる彼女がやってくる。  新聞配達の人だ。彼女は、大きなヘルメットをかぶり、いつも走って新聞を持ってきてくれる。  大きな目が印象的で、口元は小さい。小さい口から「お疲れ様です」無邪気に声をかけてくれるのだ。  毎日、毎日、風の日も雨の日も雪の日も。カッパ . . . 本文を読む
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3.ラブレター

2005年05月14日 | 若い恋
 キーンコーンカーンコーン。  僕が帰る時、下駄箱の中に一通の手紙が入っていた。兎の封筒で可愛らしかった。  なんだろうと思い、開けてみたらラブレターだった。  「今日の放課後、音楽室で待っています。ユキ。」  心臓がバクバクと破裂しそうになった。生まれて初めてラブレターをもらったので、どうしていいかわからなかった。行くしかないと思い、早速、音楽室のドアを開けた。  ユキがいた。窓から差し込む光で . . . 本文を読む
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