恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

14.秋風

2005年09月11日 | 秋の物語
 君を見るとただせつない。  自分の存在がちっぽけに思えるほど君の存在は大きい。  大きすぎて君の姿が目に入らない。  目を向けようとすると何かが邪魔をするのだ。  冷たい風が邪魔をするのか。  彼氏の存在が邪魔をするのか。  恥ずかしいだけなのか。  目が勝手に違う方向を見てしまうのだ。  いつも君は風のようにさわさやかに横を通り過ぎて行く。  すれ違う時、母親の様な太陽のような暖かい匂いがした . . . 本文を読む