恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

3.踏切

2006年05月18日 | 身近な恋
 どんよりとした曇り空だった。もうそろそろ雨が降り続く梅雨に入るのだろうか。ジメジメとした日々をこれから過ごさなければならないかと思うと、ウンザリしていた。  「何か良い事ないかな」と呟いていると、踏切の遮断機が下りて立ち止まった。 この遮断機は一度下りたら二十分くらい開かない「開かずの踏切」で有名な場所だった。  カンカンカンカンと音が鳴り響いた。  踏切で待っている間、どんよりとした空を見てい . . . 本文を読む
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