2.通り雨 2010年07月17日 | 雨の物語 久しぶりに車で遠出をした。山奥にあるレストランで食事をして、家に帰っている所だ。助手席の彼女も機嫌が良いみたいだ。 「美味しかったね。今日は最高のデートだった。ありがとう。」 「気に入ってくれたならよかった。」そんな会話をしてクネクネとした山道を進んでいると、ザァザッーと強い雨が降って来た。通り雨のようで遠くでゴロゴロと雷もなっている。 「急に降るなんて、ついてないね。」彼女がボソッと呟い . . . 本文を読む