テーブルを囲んで家族三人で朝食を食べていた。
旦那が新聞を広げて、テレビを見ていた。私の隣には、高校生の長男タケルがご飯とおかずを交互に食べている。
私は、じっと二人の顔を見ていた。
テレビのニュースで話題の芸能人が結婚したと流れていた。
旦那は、「へぇー結婚したんだ。」とタケルに話しかけると、また新聞を読んでいた。
「お父さん。やっぱり好きなんだ。」沈黙が少し流れた後、タケルが答えていた。
「別に好きというわけじゃないんだけどね。」
「だけど、いつもこの芸能人が出てるドラマ見てるやん。」
「そうか。そう考えたら、やっぱり好きなんだろうね。」旦那が、箸を取って、朝食のおかずのコロッケを食べていた。
タケルがご飯を食べ終えると、「行ってきます。」とバッグを持って玄関を出て行った。
それを見送ると、旦那も朝食を食べ終え、ネクタイを締め、スーツを着て、私に「今日は残業があるから遅くなる。」と言って、ホッペにキスをした。
「なるべく早く帰ってきてね。」私はいつもの笑顔をした。
「分かった。」旦那が背中を向けて出て行った。玄関のドアがガチャっと閉まった。見届けると、私はイソイソと今付き合っている彼に電話した。
「やっと、今出て行ったよ。あなたに早く逢いたいな。」
「旦那さん今日は、遅いの?」と聞かれて、ホッペのキスの温もりを感じていた。毎日ホッペにキスをしてくる。新婚の時はうれしかったりもしたが、今では苛立ちさえ覚える。
「そうみたい。残業があるんだって。旦那だって浮気していると思う。」
「奥さんがそんな感じなら旦那もそんな感じだというわけだね。」
「その通りね。」子供みたいな無邪気な声で囁いていた。彼と話しているときだけ、若い頃を思い出すのだ。男を知らなかった遠い過去。初々しさが残る20代の頃。
旦那と結婚したのは、寂しさだけで結婚したようなものだった。
そもそも選ばないで結婚したのが間違いだった。冗談一つ言わない旦那は面白くもおかしくもなかった。
それに比べて、彼は女というモノが分かっている。どういう時にどうすれば喜ぶという事が分かっているのだ。
だけど、男に深入りすると離婚する羽目になるかもしれない。私は、今の生活を崩したくはない。彼もそこの所は分かってくれている。
「今日は、家に来る?」私が聞くと、彼は一時考えて、
「分かった。すぐ行くから。」と電話が切れた。
その後、急いで部屋を掃除して、化粧を少し厚めにして、お洒落な服に着がえて彼を待った。
タケルが帰ってくるのは、部活があるので夜の七時くらいだろうか。それまで、タップリ時間がある。
ウキウキして、ベッドのシーツを変えていた。
旦那が新聞を広げて、テレビを見ていた。私の隣には、高校生の長男タケルがご飯とおかずを交互に食べている。
私は、じっと二人の顔を見ていた。
テレビのニュースで話題の芸能人が結婚したと流れていた。
旦那は、「へぇー結婚したんだ。」とタケルに話しかけると、また新聞を読んでいた。
「お父さん。やっぱり好きなんだ。」沈黙が少し流れた後、タケルが答えていた。
「別に好きというわけじゃないんだけどね。」
「だけど、いつもこの芸能人が出てるドラマ見てるやん。」
「そうか。そう考えたら、やっぱり好きなんだろうね。」旦那が、箸を取って、朝食のおかずのコロッケを食べていた。
タケルがご飯を食べ終えると、「行ってきます。」とバッグを持って玄関を出て行った。
それを見送ると、旦那も朝食を食べ終え、ネクタイを締め、スーツを着て、私に「今日は残業があるから遅くなる。」と言って、ホッペにキスをした。
「なるべく早く帰ってきてね。」私はいつもの笑顔をした。
「分かった。」旦那が背中を向けて出て行った。玄関のドアがガチャっと閉まった。見届けると、私はイソイソと今付き合っている彼に電話した。
「やっと、今出て行ったよ。あなたに早く逢いたいな。」
「旦那さん今日は、遅いの?」と聞かれて、ホッペのキスの温もりを感じていた。毎日ホッペにキスをしてくる。新婚の時はうれしかったりもしたが、今では苛立ちさえ覚える。
「そうみたい。残業があるんだって。旦那だって浮気していると思う。」
「奥さんがそんな感じなら旦那もそんな感じだというわけだね。」
「その通りね。」子供みたいな無邪気な声で囁いていた。彼と話しているときだけ、若い頃を思い出すのだ。男を知らなかった遠い過去。初々しさが残る20代の頃。
旦那と結婚したのは、寂しさだけで結婚したようなものだった。
そもそも選ばないで結婚したのが間違いだった。冗談一つ言わない旦那は面白くもおかしくもなかった。
それに比べて、彼は女というモノが分かっている。どういう時にどうすれば喜ぶという事が分かっているのだ。
だけど、男に深入りすると離婚する羽目になるかもしれない。私は、今の生活を崩したくはない。彼もそこの所は分かってくれている。
「今日は、家に来る?」私が聞くと、彼は一時考えて、
「分かった。すぐ行くから。」と電話が切れた。
その後、急いで部屋を掃除して、化粧を少し厚めにして、お洒落な服に着がえて彼を待った。
タケルが帰ってくるのは、部活があるので夜の七時くらいだろうか。それまで、タップリ時間がある。
ウキウキして、ベッドのシーツを変えていた。
けしてぷりりんさんの事ではないですから安心してください。
不倫は嫌いですけど、こうやって書いていると、何かウキウキしている人の気持ちが分かってきました。
不倫でいつ見つかるのかというドキドキしている事と恋愛のドキドキを勘違いして恋に落ちているのかもしれませんね。
こういう事は、恋愛心理博士のオスとメスの人に聞けば分かるかもしれません。
それも一つの恋愛の形なのかもしれません。だから、誰かさんを参考にして書いてみました。
私は何度も言うように、不倫は嫌いですから(笑)
だからってわけではないけど、「不倫でいつ見つかるのかというドキドキしている事と恋愛のドキドキを勘違いして恋に落ちているのかも」というのは間違いですよー。。。
あとね、今、自分の妻以外の人と親密になってる人でも、若い時には貴方そっくりだった人が多いのですよ、わたしの知っている限りでは、ですが。。。
年を重ねることは、経験を積むということで・・・貴方の作品も日増しに豊かさを増しているので、読ませてもらっていてとても楽しいです。
今後の作品に、益々期待してますね^^
さすがぷりりんさん。私の方が絶句します。
確かに、真面目で女遊びを知らない人は、結婚してから、ドバッと来るかもしれません。
特に私の場合は、年取ってから魅力が出ると思うので(笑)
女が寄って来て仕方がないような感じになるかな。それだとうれしいんですが。
その中で最高の女性を見つけていきたいと思っております。
そんなにモテテないか(泣)