心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

日本は韓国に誤解されているのか

2020年08月10日 | 世界
そうではなくて本当に批判されているなら日本に問題があるということになります。韓国を批判し返せば解決する問題ではないでしょう。

朝鮮(北)の長距離弾道弾発射実験に日本は怯えていましたが、この不安から日本を解放してくれたのは韓国です。韓国が朝鮮と話し合いをしてくれ、さらにアメリカと朝鮮が話し合いをしてくれたから朝鮮の弾道弾が日本を飛び越えたり、日本の排他的経済水域に着弾したりしなくなりました。一時的なことかもしれませんが、これは日本が韓国に感謝すべきことです。

韓国も日本も民主主義国です。東アジアの平和づくりに両国は協力すべき立場にあります。中国や朝鮮は独裁主義国で交渉が非常にむずかしい国です。民主主義国が対立しているようでは中国や朝鮮は民主主義をいいとは思わないでしょう。日本は民主主義国として責任ある外交を展開してほしいと思います。日本人にすら意味不明な韓国に対する経済制裁を続けることはやめてほしいと思います。日本はもっと未来が読める損得勘定ができる国になってほしいと思います。

日本はアメリカ、中国、ロシアなどに対しては弱気ですが、妙に韓国に対しては強気です。国の大小強弱で差別しているような感じがします。これはよくないと思います。大小強弱があっても国に高低はありません。国は人々からなるからです。人々は平等です。

(注)朝鮮に対する経済制裁も、日本は朝鮮に人々がいることを配慮していません。人々の生活に関係する輸出入の制限は非人間的です。どうすれば東アジアを平和にすることができるかと苦悩する日本になってほしいと思います。
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イギリス系5か国、対中国で協力

2020年08月10日 | 世界
アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの5か国は、香港に関する中国の統制強化に反対し、民主主義を尊重するようにと言っています。具体的には香港の人々による政治家選挙の仕組みを無にすることに反対しています。イギリスが香港に育てた民主主義が無になることに強い危機感を覚えています。

民主主義はイギリスの価値観にすぎないのか、世界に通用する価値観なのか、中国の最近の政治で世界の問題になりました。

戦後、アメリカの指導のもと、日本でも民主主義が育ちましたが、近年は第一党の自民党が、天皇は元首だと主張するので、イギリス系5か国は日本についても政治の変化を心配しているでしょう。日本が中国の皇帝制のような体制を支持するとは思っていないが、天皇を元首とする戦前の政治体制に逆戻りする恐れはあると思っているでしょう。

東洋人は個人主義が未発達で、つまり個人が政治を考えない、政治を権力者政治家に任せる傾向が強いと言われています。個人がお上に反対するとお上からひどい目にあうという恐怖が心に染みついていると言われています。

この傾向が人として健全ではないことは明白です。戦後の民主主義は、自信をもって守るべき価値観と思います。権力者に怯え、服従に耐える生き方は不自由、不幸です。原始神道では人々は自然の脅威に怯えたが、権力者に怯えた訳ではないでしょう。村人は助け合って自然の脅威に対応したと思います。しかし村間の境界争いは、戦争に強い人を育てました。権力者の成長です。原始神道を巧みに利用し、権力者の中の権力者は自分が神々の子孫であるとの神話をつくって権力者神道に変えました。現代の神道は権力者神道の性格を強く持っています。

中国から来た儒教は人間の上下関係を肯定するも何とか人間関係の悪化を防ぐため、礼仁慈などの道徳を教えました。権力者は儒教を 利用しました。外来宗教である仏教やキリスト教は、権力者神道、儒教とは異質でした。仏教やキリスト教は個人の悟りや救いを重視しました。権力者は何とか権力者神道との調和を工夫し、仏教はある程度骨抜きに成功したが、キリスト教は西洋からの伝来で非常に異質でうまくいきませんでした。日本では今でもキリスト教信者は少数です。

民主主義が日本でしっかり根を下ろすためには、人命尊重、自由平等尊重、個人主義の定着が必要です。日本はまだ伝統文化からの脱却ができず、権力者政治家が活動しやすい社会です。民主化の苦悩が続きます。今はアメリカと同盟などと言っていますが、文化が違っており、将来はどうなるかわかりません。
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