心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

現在の中国政府は自信喪失

2020年08月11日 | 世界
人々が政府を批判することを非常に恐れています。大きな反政府運動となって政府崩壊の原因になると恐れています。中国政府は自信喪失状態です。

香港の民主化運動家の弾圧を始めましたが、間違いなく、世界の民主主義者・国は、香港の人々を支援する側に回ります。香港は中国政府打倒の火種になります。

中国政府はアメリカを中心とする中国包囲網の形成を感じています。打ち崩したいと思うが、壁が厚くなるのを感じるだけです。国が強大であっても軍事力行使は容易ではないことに苦悩します。身動きがとれなくなります。

中国は国連加盟国です。国際法を重んじ、政府のための政府ではなく、人々のための政府になることによって自信を取り戻してほしいものです。

(注)外交下手になったことから推定すると、中国は、外交知らずの軍事力部門が外交部門を押さえて政府の中で支配的になっているのではないでしょうか。戦前の日本によく似てきたと思います。軍事力部門の説得は容易ではありません。
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国土拡大主義執着は中国にとって大損

2020年08月11日 | 世界
中国が、現在形成中の中国包囲網を軽く見るのは大間違いです。いかに中国の軍事力が大きくてもこの包囲網を破ることはできません。アメリカはだんとつ世界一の軍事力を持っていますが、国益を主張しすぎてかつての同盟国からも批判され、批判されるとますますアメリカ主義となり、世界から孤立する動きになっていました。世界から批判されるアメリカは弱いものです。思うように外国の協力が得られないからです。そうなるとアメリカ政府はアメリカの人々の協力も得られなくなります。

中国が露骨に国土拡大主義をとるようになったので、中国から圧力を受けている国々が、アメリカに支援を求めるようになりました。アメリカに自分の軍事力を活かせる機会が回ってきました。明らかに中国は外交で失敗しました。単に批判されるだけでなく、具体的に中国包囲網をつくられつつあります。

中国包囲網を無にする方法は、中国が圧力を加え続けることではありません。被害国は支援国との結束を固めて対抗します。下手をすると中国は戦端を開くような状態に追い詰められます。

中国包囲網を無にする一番簡単な方策は、外国に不当な圧力を加えることをやめることです。国際法を尊重して、相手国と平等交渉に入ることです。中国にこれができればアメリカは出る幕を失い、またアメリカ主義に戻って世界から孤立します。

中国が国土拡大主義を捨て、国際法秩序維持に協力するならば、南シナ海、東シナ海などで中国が応分の責任を分担することに関係国は賛成するでしょう。アメリカのインド太平洋軍がこれらの海で国際法秩序維持に活動することはなくなるでしょう。

中国はいったい何が中国にとって得かよく考えてほしいと思います。自分が正しいと言い張った結果、中国包囲網が厚くなったら、従来の世界との経済交流も不調になると思います。冷静に世界や周辺外国の動向を読んでほしいと思います。国連や世界から批判されるようになると、中国の人々も政府に疑問をもつようになります。中国の政府と人々が一丸となって中国包囲網と戦うという体制をとれなくなると思います。
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