心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

中国と日本の対立は長くなりそう

2020年08月23日 | 世界
中国は今後1週間程度、黄海と南シナ海でアメリカとその同盟国の軍事演習に対抗する実戦的軍事演習を行うそうです。戦端を開く訳ではありませんが、強い対抗姿勢を示すことで何とか有利な交渉の可能性を探りたいのでしょう。中国は短期決戦ではなく、持久戦でアメリカとその同盟国が疲れるのを待つでしょう。距離的には中国は有利です。確かにアメリカ軍人の方が疲れます。中国の長期目標は黄海、東シナ海、台湾海峡・西太平洋、南シナ海で制空権、制海権を握ることです。長い対立になりそうです。

東シナ海についてまだ情報がありませんが、中国は単なる対アメリカ・日本軍事演習ではなく、尖閣諸島をとる目的で軍事演習を始める恐れがあります。

こうなってくると、中国との経済交流はあやしくなります。

日本企業は中国での生産を収益性がいいと評価していますが、生産する中国に生産技術・ノウハウが移転します。日本国内の技術開発力はどんどん低下します。日本での生産は、始めからやり直すような事態に陥ります。今後日本企業の中国生産が不調になったとき、日本は自分の生産競争力の低さに愕然とするでしょう。

収益性だけで海外生産を選ぶ姿勢は危険です。外国は自国の会社の技術開発力、生産力が上がれば、日本企業に依存しない生産を重視するようになります。海外生産に依存していると日本企業・日本人が仕事を失う恐れがあります。

国内生産の国際競争力を上げる工夫努力が必要です。現在低下中の日本人の生活水準を改善するためです。政府、産業界、学会は、日本の新産業とは何かと考え、資本・人材を計画的に動かす工夫努力が必要と思います。政府は、収益主義に走っている日本の大企業に振り回され、日本産業の未来が見えていないと思います。
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韓国・中国・日本首脳会議という仕組みは作動していない

2020年08月23日 | 世界
韓国はアメリカと中国に挟まれて複雑な立場にあります。基本的にはアメリカ側ですが、中国との関係も良好に保ちたいという思いでしょう。近々シーチンピン中国主席が韓国を訪問する準備が進められているようですが、韓国が招くことに熱心な印象を受けます。中国は、アメリカを中心とする中国包囲網の形勢を強く感じていますから韓国との関係維持は有益と思っているでしょう。韓国の要望を秤にかけていると思います。

東アジアの平和は、東アジア諸国の話し合いで実現すべきですが、海洋利権、香港、台湾の問題で対立状態が続き、平和への道筋が見えません。軍事力で現状を変えないという合意ができればまだいいのですが、それすらできません。韓中日首脳会議は空しいでしょう。

東アジア諸国の不和を利用してアメリカは南シナ海、西太平洋、東シナ海で警察国のような顔をして軍を展開し続けるでしょう。在韓アメリカ軍も在日アメリカ軍も撤退しないでしょう。

特に中国と日本の政治対立は深刻な問題です。両国の経済交流が順調に行くかむずかしい情況です。尖閣諸島問題で軍事的衝突がおこれば、経済交流は一気に止まるでしょう。日本は怒ってアメリカに代わって中国包囲網の中心国になるかもしれません。中国が尖閣諸島どりで軍事的行動をおこさないことを祈ります。
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総合的にはアメリカの衰退が続いている

2020年08月23日 | 世界
対中国包囲網形成で人気が上がったアメリカですが、対イランでは人気が下がってしまったようです。アメリカが真の世界指導国ではない証拠です。国連あるいは世界は何とか話し合いでイスラエルとイランの対立の緩和を図ろうとしていますが、イスラエル支援に片寄るアメリカは対イラン包囲網形成に焦っています。国連安保理無視の態度が目立つ独断的なアメリカが、安保理にイラン経済制裁強化を提案するが、ほとんどの安保理理事国は、話し合いを拒否し、単独行動に走るアメリカを批判し、アメリカにはイラン経済制裁強化を安保理に提案する権利はないとはっきりと言っています。強硬に提案しても安保理で否決されることは目に見えています。

イランが核兵器を開発しているのではないか、目的はイスラエルが核兵器を使うことを押さえ、イスラエル周辺諸国に通常兵器でイスラエルを攻撃させる計画を着々と進めているのではないかという疑惑があるからだと思います。

根本問題は、不法なイスラエルの国土拡大主義にあります。イスラエルは、パレスチナを完全に占領し、パレスチナ人が反イスラエル活動をできないようにしたいと思っています。当然のことですが、周辺諸国の人々は、パレスチナ人に同情するだけでなく、イスラエルを滅ぼしたいと思うほど怒っています。国連あるいは世界は、パレスチナ国の建国を認め、何とかイスラエルが存続できる国境を設けたいと思っています。

アメリカも妥協点を見つけたいと考えているようですが、あまりにもイスラエル寄りなので、イランはもちろんのこと、国連あるいは世界はアメリカを批判しています。

イスラエルは縮小均衡はイスラエル滅亡の原因になると考えているので妥協案に賛成していません。
中東混乱はまだ希望が見えていません。反対に混乱がひどくなる恐れが大きいと思います。
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