心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

東アジアにおける日本の責任とは

2020年08月06日 | 世界
アメリカに言わせると、日本が在日アメリカ軍維持費の分担金を大幅に増やすことです。日本に言わせると、在日アメリカ軍なしで自衛隊が日本が分担すべき日本周辺の国際法秩序を維持することです。したがってアメリカと日本は国際法秩序の維持に関する考えが一致しません。

安倍晋三内閣は、「強い国」という割には、在日アメリカ軍依存心が強いため日本の実態は「弱い国」です。安倍内閣の弱点は核兵器は防衛に役立つという考えです。この考えを捨てることができないので、アメリカの核の傘の下にあることを重視します。アメリカと同盟します。国連の核兵器禁止条約に賛成しません。結果、憲法第9条を無視する不法内閣です。

日本は自己矛盾に陥り苦悩しています。

中国が国際法重視の国なら日本は苦悩から大幅に解放されるが、不運なことに中国は国土拡大主義でアメリカ以上に迷惑な存在です。日本に対し国土拡大の圧力を加えて来るので国際法維持どころか、防衛を考えなければならない状態です。防衛のためアメリカと同盟します。

こうして日本の自己矛盾と苦悩が続きます。国際法秩序維持のため、考えが同じ外国と連携協力するという外交はいいのですが、防衛のため外国と同盟するとなると、憲法が定める日本のあり方と矛盾します。憲法は国連の信用を前提にした国法になっていますが、肝心の国連が信用できない状態です。

しかし国連が信用できない現状でも、中立独立を維持し、かつ平和な国があります。これらの国の特徴は、国威・国土拡大主義とは無縁です。人々の生活水準向上を政治目標としており、外国に対し無害です。日本の弱点は、日本を世界に見せるとか、国連安保理常任理事国になりたいとか、国威拡大主義が目立つことではないでしょうか。
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