心の旅紀行

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ベラルーシの反ルカシェンコ大統領運動は組織的平和的に見える

2020年08月17日 | 世界
最初は警察は人々のデモを暴力で止めようとしたが、最近は、傍観する警察官が増えているようです。警察がルカシェンコ大統領に疑問を持ち始めた証拠です。政府職員の中にもルカシェンコ氏が大統領では政治が混乱するとの予測が広まりつつあるようです。ルカシェンコ大統領がプーチンロシア大統領に助けを求めたことはベラルーシ軍もデモを暴力で止めることに躊躇していることを暗示しています。

ルカシェンコ大統領は、外国に動かされる政府ではなく、ベラルーシの政府が必要だと、人々に訴えているが、専制が目立ち、人々のための政治になっていないようです。プーチン大統領としては、ロシアが国土拡大主義であるとヨーロッパ諸国から厳しく批判されて孤立しているので何とかベラルーシをロシアの側に保ち続けたい、できるならロシアに吸収したいと思っていると思います。外国からの圧力が強いならロシアは軍事的にルカシェンコ大統領を支援すると言っているようです。

ベラルーシの人々は、ロシアの軍事的介入を受けないように、あくまでも自分達で組織的平和的に反ルカシェンコ大統領運動を拡大することがだいじです。ベラルーシの軍・警察が、人々のデモを暴力で止めることはできないと決断すれば、ロシアが軍を出すことはできないでしょう。ルカシェンコ氏が浮き上がりロシアに亡命する形でベラルーシの平和革命が実現するかもしれません。

ルカシェンコ大統領は、ベラルーシがヨーロッパ化すると、ロシアもヨーロッパ化すると言っています。ヨーロッパに対抗するロシア圏を重視しているようです。ヨーロッパの民主政治とロシアの専制政治の対立です。しかしロシア圏でも人々は専制政治を嫌います。ロシア圏の権力者は、人々から厳しい批判を受けて消える運命だと思います。

(注)中国政府が、香港の民主化運動家を、外国と結託する売国奴と罵っていますが、これは中国が専制政治になっている証拠です。現在の中国政府が人々のためになる政治を行う訳がありません。中国の人々も民主主義に目覚め、反専制政治運動を強めていくと思います。三人寄れば文殊の知恵と言います。ロシアも中国も民主主義がいいと学ぶことになると思います。
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