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相手を他人と比較するな
相手の好感を得るためには何と言っても親切にすることが重要だ。「笑う顔にはつばをはけない。」という言葉は古今東西を通して疑うことのできない真理だ。
しかし、時に人はその真理を忘れてしまう。
極端な場合、自分では一度も相手のためによくしてやったこともないのに相手が自分によくしてくれることを願ったりもする。
「あの人が自分によくしてくれたら自分も親切にできるのだが、、、」
こんな考えは欲が深すぎる。自分が好きでもない相手がどうして自分を好きになってくれることができるか。犬が好きな人には不思議にも犬がよくなつく。しかし、犬が嫌いな人にはおとなしい子犬もむしろ威嚇的な存在になる。
親切にすることもしないで好感を得ようとすることは、品物のお金を払わないで店を出ようとすることと同じだ。
先に自分が好きだと言う人の名前を思い出すままに紙に書いた後、自分を好きだと思う人の名前に印をつけてみなさい。驚くことに自分が好きだと言う相手の名前と自分を好きだと言う相手の名前が大概一致していることを発見できる。
人に対する親切な心を持っていることは互いに対話する時の言葉使いを通して最も確実に現れる。
次に述べることは、親切でない一言がどれだけ簡単に人間関係をダメにするかとことを端的に見せてくれる事例だ。
午後4時、掃除と洗濯を終えた妻は疲れて少し横になっているところ、ちょっと眠ってしまった。しかし、よりによってこんな時に、夫が急なことで家に帰ってきた。この日に限ってぼさぼさの髪に服も考えもなしに着ていた。夫は家で暇そうに寝ていてドアも開けてくれない妻にひどく怒りを覚えた。彼はあたふたとドアを開けてくれた妻に向ってカッと怒って言った。
「何回、ベルを鳴せばあけてくれるんだ。それに、その様は何だ、いったい。いくら家にだけいると言っても少しこぎれいにできないのか。隣の家の奥さんを見ろ。いつもきれいにしているじゃないか。」
その言葉を聞いた妻は即刻反撃に出た。
「そうね。いつも隣の奥さんと私を比較しているのね。あなた、隣の奥さんと何かおかしなことでもあるんじゃないの。」
「何だと。このこいつ、いったい何を言い出すんだ。」
「正直に言ってみなさいよ。いったい隣の奥さんとどんな関係なの。」
夫が潔癖だと言うことを知りながらも妻は隣の家の奥さんと比較されたことで怒ってかんかんに怒った。
「ずっとそうやって意地を張るのか。いっそ、猫と暮らすのがましだ。猫がお前よりはやさしくて賢いよ。」
ついには猫とまで比較された妻はほとんど正常心ではなかった。
「何ですって。猫。そしたらあなたは豚ね。」
「何、豚だと。俺が薄汚いから、自分と似たようなやつと、くっついて暮らしているんだろ、きっと。」 」
「そうね。私が薄汚く暮らしているのが嫌だったら隣のご主人のように金をもっと稼いで来たら。」
こういう対話は理性を失った人に剣を持たせることと同じで危険な対話だ。互いを傷つける言葉を言い始めると結局人間関係の破局を招くだけだ。
結局この夫婦は別れてしまった。相手を他人と比較する一言が致命傷になって、十数年積み上げた夫婦関係を壊してしまったのだ。このように対話が毒説に変わったときは二人共に致命傷を負うことになる。
まだ、私たちの周りには多くの人がこのような間違った言葉の習慣で傷ついている。
相手を不快にする質問を避ける5つの原則
1.相手がしたことに対して、
なぜそれをしたのか質問しない。
2.誘導質問をしない。
3.質問攻勢をして無理やりに同意を成立させない。
4.相手のプライバシーに関する質問。
相手を侮辱する質問はしない。
5.他人を苦しめるような質問はしない。