感覚的な表現で勝負しなさい
「世の中で100万人が君を愛したならば、私はその中の一人で、10万人が君を愛したならばその中の一人もまた私だ。ただ一人が君を愛したならばそれはまさに私だ。」
このように美しい愛の告白を聞いても心が動かない人はいるだろうか。愛は理想の論理に支配されている感情と言うよりは、多分に末梢的で感覚的な感じによって進行される刺激的なゲームだ。言語はこのような愛の一次的な表現の手段として、恋愛という美しい事業の基盤となったりもする。
愛というゲームの1番目の関門は告白の段階。
「私はあなたを愛しています。」
聞き方によっては最も強力な訴える力を持った言葉だが一生大切にしまっておくにはどこか平凡なところがある。
こんな方法はどうだろうか。
ある男がある女性を愛していた。彼は機会を見て自信の愛を告白しようと決心したが、勇気が出なかった。そんなある日、女性のほうから先にこんなことを言った。
「友達の中に恋人のいない人いるかしら。」
「いるにはいるけど、どうして。」
「私に紹介してくれたらと思って。」
実はこの女性もこの男が好きだった。しかし、自分から先に話をするのは恥ずかしくてトリックをつかったのだ。
「わかった。私が責任を持って紹介するよ。」
「誰。」
すると、その男が自分のあごを両手で支えて、言った。
「この人はどうですか。」
こうやって二人は本格的に恋愛を始めた。しかし、女性は何か損害を受けたような感じを消せなかった。
「プロポーズがあんなものなの。遊びみたいじゃないの。」
女性の心の中にこんな不満が芽を出した頃、ある日男が女性の顔を深刻に見てこうつぶやいた。
「、、、、似ている。」
「誰と。」
「私が一番愛している人と。」
「それ、、、誰。」
「キムヘス。」
キムヘスはまさに彼女の名前だった。
ちょっと幼稚で馬鹿みたいな対話のようだが愛し合うこの二人には胸の中で爆竹が破裂するような激しい感動を伝えてくれたりもする。
このように感情を刺激する表現はどんな知的な表現よりも強く訴える力を持っている。
「私はお前にだけはガラスのように透明でいたい。」と言う言葉を例に挙げよう。
この言葉は、他の人の前ではいつも不透明は行動をする人だという評価を受けることもあるが、告白を聞いた当事者の立場では、最も恥ずかしい告白までもできる大切な存在だと言う意味で受け取られるのだ。
覚えておきなさい。
愛のための話術のポイントは感情的急所を狙うことだ。
強烈な印象を与える単語10(TEN MOST IMPRESSIVE WORD)
有名な辞典編集者ウォルフレット ポークが選んだ最も強烈な印象を与える単語10
1. 明るい印象を与える言葉
お母さん(Mother)- 最も尊敬の言葉
愛(Love)- 最も美しい言葉
友情(Friendship)- 最も暖かい言葉
安定(Tranquility)- 最も平和な言葉
信頼(Faith)- 最も大きな慰めをくれる言葉
2. 暗い印象を与える言葉
孤独(Alone)- 最も苦しい言葉
死(Death)- 最も悲劇的な言葉
忘却(Forgotten)- 最も悲しい言葉
復讐(Revenge)- 最も残忍な言葉
いいえ(No)- 最も冷たい言葉