退屈しないように シニアの暮らし

ブログ巡り、パン作り、テニス、犬と遊ぶ、リコーダー、韓国、温泉、俳句、麻雀、木工、家庭菜園、散歩
さて何をしようか

秋田の言葉

2015-07-16 07:01:34 | 秋田
だんじゃぐこぐ(駄々をこねる)

似たような言葉には「ごんぼほる」があります。
子供などが何か買ってくれと泣きわめいているような時に使います。

だんじゃくごき 名詞化 (駄々をこねる人)
だんじゃぐこでる 進行形 
だんじゃぐこぐな 禁止

ちなみに「だんじゃく」+「こぐ」で「こぐ」をつけて動詞になっています。
「こぐ」がつくのは「うそ」「へ」があります。
うそこぐ(嘘をつく)
へこぐ(おならをする)


そして、だんじゃぐごげば(駄々をこねると)大概叱られますが、それでも言うことを聞かないで泣き続けると
「かだつっぱり」「かだつぱり」(強情な人)になります。
かたつぱるな 禁止
かたつっぱれれば 仮定
かだつっぱってら 進行形


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸福な世界 7

2015-07-16 06:56:48 | 韓で遊ぶ


この人は私のお母さんです
ある暑い夏、私はガス会社の検診員として働いていました。
日が落ちる前に仕事を終えるために、オートバイに乗って一生懸命、家々を回っていました。そうしていたら意外な状況に出くわしました。親が家を空けていて子供たちだけがいる家のチャイムを押した時でした。
「どなたですか。」
「ガスの検針に来ました。」
ドアを開けてくれたのは息子と同じ年頃の男子高校生でした。私はその子について居間の隅にあるガス計量器のところに行き胸がどきんとしました。居間で息子が固い表情で立っていたからでした。私はふと昔のことを思い出してとても当惑しました。
10年前ヤクルトを配達していた時にも、友達の家で遊んでいた息子と出くわしたことがあったからでした。私はうれしい気持ちでヤクルトを差し出したのですが、当時小学生だった息子は、配達の仕事をする母が恥ずかしかったのか、私の手を荒く振り払って外に飛び出して行きました。
私には、今も、その姿が胸に鮮明に残っていて、今回は息子を知らない振りをしようと目を背けました。息子が友達に声をかけたのはその時でした。
「お前たち、何しているんだ。家のお母さんだ。挨拶しろよ。」
「こ、、こんにちは。」
当惑している私に、ふてぶてしくスイカを一切れ差出し、心配するような言葉まで言ってくれました。
「母さん。外はとても暑いでしょ。冷たいスイカを一切れ食べて。」
「あ、、そ、、そうか。ありがとう。」
しまいには、息子は私が検針を終えて帰る時、家の外までついて来て、気をつけるようにと言いながら見送ってくれました。そんな息子の姿に涙が浮かびました。いつの間にか体も心も成長して、母を理解し始めた息子。息子に恥ずかしくない母になるためにも、もっと一生懸命生きなければならないと思いながら、オートバイのエンジンをかけました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする