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MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.095 「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(2008年 米 107分 シネスコ)

2008-12-06 01:53:08 | 2008年劇場鑑賞
監督 ベン・スティラー
出演 ベン・スティラー
    ジャック・ブラック
    ロバート・ダウニー・Jr


今日はアポロシネマでの鑑賞です。
ベンスティーラーの映画は個人的にあまりハズレがないように思います。
ファッション界をパロった「ズーランダー」やフィギュアスケートを題材にした「俺達フィギュアスケーター」などいろんな世界を題材にお笑い変えて楽しませてくれましたが、今回は何と自ら籍を置く業界であるハリウッド!
ジャックブラック ロバートダウニーJR とともに業界おちょくりネタで挑む・・・でもそんなハリウッドの内幕を笑いに変えると言った危なっかしいもんでは無く、戦争映画に何かとオマージュを捧げた(?)かのようなアクションコメディーとなってます。

(あらすじ)

落ち目のアクション俳優スピードマン(ベン・スティラー)は、戦争大作『トロピック・サンダー』での返り咲きを目指すことに。
コメディー役者のジェフ(ジャック・ブラック)や演技派のラザラス(ロバート・ダウニー・Jr)とともに撮影に臨むが、クランクイン5日目で予算オーバーに陥ってしまう。
あきらめ切れない監督は東南アジアのジャングルで撮影を強行しようとするが・・・



まるでグライドハウスを思わすような偽予告編冒頭は明らかに地獄の黙示録だし、途中ベンスティーラーが銃撃場面のフレーミングはプラトーンの有名なあのカットだしね。
ランボー2思わすシーンもあり、しっかり色んな要素入れて楽しませてくれるけど ジャングルでの野営の場面は少しダレたな

また何かとチョイ役で思わぬスターのゲスト出演も楽しいですね。
誰がどんなとこでと言うのは敢えて書きませんがね~しかし予告や映画の広告にはまったくクレジットされてないけど(雑誌とかには書かれてるから知ってる人も多いだろうけど知らない方々の為に一応伏せます)大物二人は1シーン程度のゲストかと思ったけと最後まで出てましたね~意外でした。



とくにハゲづらで怪演してた大物ゲストは普段の役柄からは想像出来ない変身ぶりで(この方主演の人気シリーズの変装を思わせたぞ)最後に珍味なダンスまで披露する弾けぶり!
でもある意味この人が美味しいとこ持って行ってるような気もしますが・・・

余談だが自宅に戻ったら財布のない事に気がついて、慌ててアポロシネマまで逆戻り・・・だいたい椅子の付近に落としたと考えられるんだが、受け付けに財布落としたのを申し出ると次回の上映が始まったのと私の座ってた席にお客が座ってるとの事で終了までまたないと行けないらしい・・・「後日のご連絡でよろしいですか?」と悠長な事を言う係員にやや逆切れしながら「終了際にもう一回来るわ」と言い、また自宅に逆戻りしまた2時間後に出直すというドタバタ・・・
結局出直して財布見つかって事なきをえましたが・・・
最近はハロウィンのライヴDVD買ったら中味は何とPV集のディスクだったりといろんな事がありますわい



★★★ 2008.12.4(木)アポロシネマ8 スクリーン7 18:15 K-9

No.094 「ハッピーフライト」(2008年 日本 103分 ビスタ)

2008-12-01 00:16:35 | 2008年劇場鑑賞
監督 矢口史靖
出演 綾瀬はるか
    田辺誠一
    時任三郎



綾瀬はるか映画祭になった今宵 本日二本目の作品は「ハッピーフライト」!
先程の「ICHI」とはガラリと雰囲気がかわりお気楽なコメディー映画です
今回綾瀬はるかクンが演じるのは新人スッチー・・・でなく今はキャビンアテンダント=CAて言うんでしたね~
スタイリッシュな居合抜きの達人からちょっとしたおバカキャラのCA役です。

(あらすじ)

副操縦士の鈴木(田辺誠一)は、機長昇格の最終訓練である乗客を乗せて飛ぶ実地試験でホノルルに向けて飛び立つことになる。
彼は試験教官として同乗する威圧感たっぷりの機長の原田(時任三郎)を前に緊張感を募らせていた。
そんな中、キャビンアテンダントの斎藤(綾瀬はるか)は夢にまで見た国際線フライトに臨み、緊張感がピークに達していた



連続で見ただけにそのギャップがおかしいですな。
この映画の監督である矢口史靖の作品は「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」と見たけど今回もなかなか飛行場と言う場所を舞台に一機の旅客機が飛び立つまでの様々な出来事をコメディータッチに時にはサスペンスを交えて描いて楽しませてくれます。

旅客機が飛び立ち、途中でアクシデントが発生し羽田空港へ引き返すと言うユルめのパニック映画もどきのストーリーを中心に空港に携わる様々な人たちのそれぞれの出来事が描かれると言うちょっとしたグランドホテル式の群像劇になってます。
三谷幸喜あたりが作りそうな映画で矢口史靖監督にしては珍しいかも?



綾瀬はるかクン主演と言うより主要キャストはそこそこ均等に出番あるので綾瀬はるか版スチュワーデス物語と思ってみると期待ハズレに終わるかもね。
前半の細かい伏線が後半のパニック映画テイストな展開に活きてきたして、なかなかよく出来た映画で、特に地上のコンピューターが止まるとどうにも役に立たないのはちょっと怖いね。
そんな時に昔堅気のアナログ人間の出番なんだが、この岸部一徳扮するベテランが長年の経験と勘を頼りにまさにジョージ・ケネディばりに活躍するのは見てて爽快!やはりコンピューターが発達しててもいざと言う時はこう言う人たちが頼りになるんですな。

「グランドコントロール タービュランス2」見たいに管制塔の中が目まぐるしく展開され 刻一刻と変化する気象状況に右往左往する様子は自然の前には発達したテクノロジーも無力になると言う感じにも見れる・・・と言ってもそこまでシリアスに見る映画でもないんですがね・・・



2008.11.27(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ5 20:00 F-12

No.093 「 ICHI」(2008年 日本 120分 ビスタ)

2008-11-29 00:38:26 | 2008年劇場鑑賞
監督 曽利文彦
出演 綾瀬はるか
    中村獅童
    大沢たかお



今日は布施ラインシネマにて久々に映画鑑賞・・・今日は綾瀬はるかちゃん主演作を二本続けての鑑賞 まず最初は女座頭市として話題の「ICHI」です。

ご存知勝新太郎の座頭市は好んでよく見ておりますが、さて綾瀬はるかちゃんが居合抜きの達人ICHIをどう演じてくれるのか・・・?

(あらすじ)

三味線を背負い、人とかかわることを避けながら、一人で旅を続ける目の不自由な“離れ瞽女”の市(綾瀬はるか)。
とある宿場町に流れ着いた彼女は、一風変わった浪人・藤平十馬(大沢たかお)と出会う。
やがて二人は、若き2代目・虎次(窪塚洋介)率いる白河組と、万鬼(中村獅童)を首領とする万鬼党の争いに巻き込まれ……。



まず綾瀬はるかちゃんの盲目の芝居はよかったですよ。
ただ離れ瞽女となった薄幸の娘の役だがその現代的な美形な顔立ちからは薄幸度数はゼロ!
寡黙でスタイリッシュな市を演じてるけど、もう少し泥臭い“汚れ具合”が欲しいところ・・・と言っても綾瀬はるかちゃんには大半の人はそこまで求めてないか・・・
もっと彼女の殺陣の場面が多いかと思ったけど意外と言うかやはりと言うか思ってたより少ない目でしたね。
相変わらず現代的な時代劇らしくアクションもカット割りとスローで見せ、当たり前だが勝新のようなダイナミック差は皆無です。
勝新のようなアクロバティックなアクションは敢えてせず、リアリティなアクションにこだわったらしいけど、もう少し派手でもよかったのでは・・・?
しかし相手を切り殺した後に見せる表情はどことなく寂しげにも見え、居合抜きの達人とはいえそこは女の子らしくてよかった。
また美しい歌声も聞かせてくれます。



売れに売れてる大沢たかお演じる刀の抜けない弱きな侍も優男らしく雰囲気出てたし、悪役の中村獅童演じる万鬼の憎々しいまでの芝居はここ最近の彼の映画の芝居の中でも最高ではないでしょうか?
こういう役は本当にうまいね。
大沢たかおの演じる藤平十馬との対極的なキャラは藤平十馬=ベビーフェース、万鬼=ヒールという図式を明確にしていてわかりやすい。
前半の腰抜けで気弱な侍の姿から後半、厳しい顔つきに変わり、まさに「ダイハード」の黒人警官ばりに立ち上がる藤平十馬を見事演じてる大沢たかおも上手くなりましたね。
いろいろ短期間に出てるだけの事はあります。

オリジナルではメ○ラなんていう言葉が何度も飛び交うこの座頭市シリーズですが、さすがに今や差別用語になるためこの映画では一切使われません・・・



★★★ 2008.11.27(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 16:40 L-5


No.092 「ワイルド・バレット」(2006年 独/米 122分 シネスコ)

2008-11-16 00:26:35 | 2008年劇場鑑賞
監督 ウェイン・クラマー
出演 ポール・ウォーカー
    キャメロン・ブライト
    ヴェラ・ファーミガ



久々の天六ユウラク座での鑑賞はいつもの天六より1~2回分早い回の上映時間での鑑賞です。
ここで上映される作品はB級ホラーやアクションが多いので大抵上映時間が90分台の作品が多いんですが、今回の映画は122分という天六シネ5ビルで新作として公開される映画にしては長尺・・・いつもの深夜の回だと遅くなる上に作品にょっては眠気が来るかも?
と言う訳で20時台の時間に合わしての鑑賞。
でもこの時間でも寝てる人が多いな・・・

(あらすじ)

殺しに使用された銃の後始末を仕事にするジョーイ(ポール・ウォーカー)は、警官殺害に使用した銀のリボルバーの始末をすることに。
しかし、地下室に隠したはずだったリボルバーが、隣の家で起こった発砲事件で使用されていたのだ。
発砲したのは、ジョーイの息子の友人で、ロシアンマフィアの養父から虐待を受けている少年オレグ(キャメロン・ブライト)だった・・・



意外と面白い映画でした・・・ただ時間がやはり長いな~
ただテンポもよく、一夜の出来事だけど次から次に「24」ばりにいろんな事態が起こって退屈しません。
映像も凝っていてブライアン・デ・パルマのようなカメラワークなんかも見せてくれます。
例えばジョーイの部屋の窓をカメラが抜けて道を隔てた向かいのオレグ少年の家の窓に一気にワンカットで抜けるカットなんかもデ・パルマやヒッチコック風だし、またその場面でジョーイの家の窓をカメラが抜ける瞬間ガラスの表面の汚れや垢が一瞬写りこむ芸の細かさも披露。
ほんとタランティーノが喜びそうな映画ですね。

一丁のリボルバーの行方を追ってまさに血眼になって奔走する主人公ジョーイに扮するポール・ウォーカーですが、この人こんな役所が多いですね。
彼の×の×××がこの映画の伏線か・・・?と個人的には感じたけど、もしそうなら抜け目ない演出ですね。
またロシア少年を演じたキャメロン・ブライトのふてくされたキャラがまた面白いです。



このロシア少年が体験する夜のアメリカの街はまるでダークファンタジーのようで、やはりアメリカの夜はまだまだ怖いのかね~と思ってしまいますね(ほんとチェンジしてもらわな・・・)
また幼児虐待や子供を誘拐して殺害するサイコ夫婦が登場する・・・まさに子供視点から見たらほんと恐ろしい映画。

結構残酷なシーンや拷問シーンもあり、特にジョーイが体験する“人間ホッケー”は見てるだけでも痛いぞ~
最後には意外な仕掛けも用意された天六の映画にしては拾い物の一篇。



★★★ 2008.11.13(木) 天六ユウラク座 20:20 中央通路前

No.091 「レッドクリフ Part I」 (2008年 中/日/台/韓 145分 シネスコ)

2008-11-15 01:23:53 | 2008年劇場鑑賞
監督 ジョン・ウー
出演 トニー・レオン
    金城武
    チャン・フォンイー
  


いよいよこの秋一番の話題作の登場です。
いつの間にか2部構成になってしまったけど、「三国志」の中での大きな見せ場である赤壁の戦いを描いたこの映画は、三国志ファンをはじめ、かっこいいTVスポットや話題性で見にきた若い人や年配の方々など幅広い客層で、平日とはいえ結構どこも客足は好調のようです。
ちなみに私は三国志はまったく知りません・・・そんな人でも大丈夫なんかい?

(あらすじ)

はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。
彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……



ある程度の予備知識を入れて鑑賞したけど、映画本編始まる前に日本語で簡単な人物構成の説明があるのは助かりますね~
そして劇中でも主要人物が出るたびに時々人物名が字幕で表記されるのも、わかりやすく三国志ビギナーには親切で良いです。
どうしても中国のこういう歴史ものは難しい漢字の名前や複雑な人物構成で頭がこんがらがったり、ついでに皆同じ顔に見えてきて誰が誰やらわからなくなったりしてしまいがちだけど、その点この映画ではわかりやすかった。

主演の2人金城武とトニー・レオンが実によく、また悪役となる曹操を演じるチャン・フォンイーの憎々しい芝居も印象的です。
印象的と言えばリン・チーリン演じる小喬の高貴なまでの美しさ・・・惚れたね~
男勝りなじゃじゃ馬娘の尚香を演じるヴィッキー・チャオとの対照的2人のキャラクターの美女の競演はまた違った意味でも見所ですな。



まったく三国志を知らなくても、曹操率いる80万の軍隊に国を追われた劉備軍たちと、曹操に次なる標的にされた孫権が手を組み連合軍を結成して80万の大軍に5万の兵力で決戦を挑む・・・というように、曹操がヒールでベビーフェースである孫権・劉備がその悪に立ち向かう・・・そういう単純な見方でも十分楽しめる構成なのでさすがはジョン・ウー監督ですね。

孔明と周瑜の友情や、周瑜と小喬の夫婦愛、そして悪の総帥である曹操が一方的に寄せる小喬への異常なまでの愛情・・・それぞれのドラマ部分も描きながら、見せ場はやはりアクション場面ですね。
人馬を使った激しいまでの戦闘シーンは黒澤明監督の「七人の侍」の影響を受けてるようでさすが迫力満点!
スローモーションも多用されてるが、少ししつこいように個人的には感じたがね。

また関羽・張飛・趙雲と言った“三国志版三銃士”のような豪傑たちの活躍シーンもそれぞれ見せ場が用意されていて、人間離れした豪快なアクションを見せてくれます。(この3人の普段のキャラの面白さも愛着が持てて、見てる側も感情移入してしまいそう)



また戦闘で見せるさまざまな陣形で曹操軍を追いこむシーンの大群衆による壮大な映像も凄いし、また白兵戦での血しぶき上げてのバトルは先に刃の付いた棒のような物で楯の下から足を切り刻んだり、無数の鋲が付いた筒にロープを通したもので大軍を一網打尽にしたりとまさに大量虐殺のような壮絶さはこれまたジョン・ウーの映画らしいですね。
最後はジョン・ウー定番の鳩まで飛び出す赤壁の戦い第1ラウンドは実にイイとこで終わり、第2ラウンドへとなだれ込んでいきますが、これゃパート2公開の4月が待ち遠しいね~ でも4月って・・・間が開きすぎやな~



★★★★★ 2008.11.13(木)アポロシネマ8 スクリーン1 16:20 I-19

No.090 「アイズ 」(2008年 米 97分 シネスコ)

2008-11-11 00:51:52 | 2008年劇場鑑賞
監督 ダヴィド・モロー
出演 ジェシカ・アルバ
    アレッサンドロ・ニヴォラ
    パーカー・ポージー



この映画の元ネタはタイ映画のオキサイド、ダニー・パン兄弟監督作「the EYE」ですが、公開当時やたらと話題になったもんです。
試写会では途中退席者が続出したとか、幽霊が写ってるとか・・・途中退席者の真意はわからないが、画面に幽霊が写ってるというにはスポーツ新聞の記事になったりしてましたね。
いずれにしても久々に公開前からいろんな噂の出るホラー映画の登場に懐かしく感じたもんでした。

70~80年代ころのホラー映画の宣伝コピーにはよく「失神者続出!」とか「全米上映禁止!」「心臓の弱い方はご覧になれません」といった怪しげな宣伝コピーにつられよく劇場におびき寄せられたもんでした・・・ドキドキしながらね。

久々の天六ホクテンザ2での鑑賞ですが、こういう映画が似合う劇場での鑑賞です。
しかも深夜の回となれば尚更雰囲気が出てまいりますな。



(あらすじ)

幼いころに視力を失った目の不自由なバイオリニスト、シドニー(ジェシカ・アルバ)。姉ヘレン(パーカー・ポージー)の勧めで角膜移植手術を受けた彼女は、心理療法士ポール(アレッサンドロ・ニヴォラ)のもとで視力を回復させていく。
しかし、マンションを徘徊(はいかい)する少年や突然襲い掛かる女性など、不可解な光景を目にするようになり……

この映画を見てたらオリジナルの「the EYE」を思いだしてきました。
そういう意味ではオリジナルに忠実にリメイクされてると言っていいでしょうね。
同じタイ映画の「心霊写真」をリメイクした「シャッター」が奥名恵が出演したりして、東洋的なムードを感じさせたリメイクだけど、今回は完全に主要キャストはアメリカ人のみの出演で完全なアメリカを舞台にした展開になり、オドロオドロした点が無くなったのは致し方ないか。
主演がオドロオドロしさとは到底無縁の健康ムッチリボディで明るいお色気を提供してくれるジェシカ・アルバ!
あまり今まで無かった役どころでそのナイスなボディは今回は封印ってのがチト寂しい・・・どう考えてもこの映画の中でビキニ姿になるような要素がないからね。



しかしオリジナルに忠実に再現しようとしてるのかして、出てくる幽霊たちはオリジナルに出てきた幽霊とだいたい同じで、アメリカっぽくない・・・かと言ってアメリカ的なクリーチャーお化け見たいなん出されてもな~
やはりアジアホラーを完全にアメリカリメイクするのは無理がある?

でもストーリーや視覚的効果で怖がらすだけでなく、流行り(?)の大音量でビックリさせたりする手法も用いてるんだが、通信簿を探す少年幽霊の母親役を演じてるのがあの「ベスト・キッド2」でアメリカ版空手バカ一代=ラルフ・マッチオを骨抜きにしたヒロインのタムリン・トミタってのが違う意味でビックリ!
いや~歳食ったな~



★★★ 2008.11.7(金)ホクテンザ2 23:00 5列目端

  



No.089 「イーグル・アイ」(2008年 米 118分 シネスコ)

2008-11-08 02:24:34 | 2008年劇場鑑賞
監督 D・J・カルーソー
出演 シャイア・ラブーフ
    ミシェル・モナハン
    ロザリオ・ドーソン



本日鑑賞のこの映画は公開から少し日にちが経ってますが、まだまだ観客も多いようです・・・結構席が埋まってたのが意外でした。
まぁ、予告編は何度も劇場で見たけど、少し期待しての鑑賞ですがはたして・・・

(あらすじ)

アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。
2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る。



オープニングからテロリストのボスと思われる男を衛星からキャッチし 攻撃を仕掛ける場面からスタートしますが、この場面からでも自国に居ながら他の国に攻撃を仕掛ける昨今のハイテク軍事力の凄まじさを見せてくれます。
この作品も大きな見所は逃げ惑う二人の主人公を何者かがあらゆる手段でメッセージを送り、そして攻撃を仕掛けたり行く手を阻んたりする。
見てる観客も確実に主人公たちのそばに敵が居てないのがわかるだけにどこから、またはどんな手段で彼らの行動を監視し、攻撃してくるかわからない・・・そんなサスペンスな展開にプラスしてド派手なアクションを盛り込んだところだと思います。

見えない敵に襲われる恐怖やテロの脅威というよりこの作品で感じるのは誰かにつねに監視されてる恐怖。
どこにいっても行動が見破られてしまうというのある意味怖い・・・実際のところこの映画のようなシステムがまだあるとは思わないけど、あっても不思議でないだけに怖いですね。



ド派手なアクションシーンが目につきますが、訳分からないなまま行動を起こさないといけない主人公たちが追い詰められながら真相を探っていく展開はサスペンス映画としての要素もあります。
特にクライマックスはヒッチコックのあの名作へのオマージュ?と思えるようなシーンも出てくるしね~
なんとなく派手な場面を省くとヒッチコックの映画に似てるように感じるのは気のせいかな~
思えばこの監督は前作「ディスタービア」ではしっかりヒッチコック監督の「裏窓」をやってくれてますからね~
まさか21世紀のヒッチコックを狙ってる???



★★★ 2008.11.6(木) なんばパークスシネマ シアター4 18:05 D-11




No.088 「ハロウィン」(2007年 米 109分 ビスタ)

2008-11-05 01:02:58 | 2008年劇場鑑賞
監督 ロブ・ゾンビ
出演 マルコム・マクダウェル
    タイラー・メイン
    シェリ・ムーン・ゾンビ



1年以上も前から話題になっていた78年のジョン・カーペンター監督の伝説のホラー映画「ハロウィン」のリメイクがいよいよ公開!
待ちに待った人やどうでも良い人など色々いると思いますが、アメリカでの大ヒットを受けての日本劇場公開・・・ビデオスルーでなくてよかった。

旧作カーペンター版は今は亡き低料金名画座天王寺ステーションシネマで見た記憶がありますが、見るからに続編がありそうな結末が印象的(今ではもうお約束だけど)で、後に続編どころか21世紀にまたがって8作もシリーズが続いてしまった。
その中でも私が見たのは「ハロウィン」「ブギーマン/ハロウィンⅡ」「ハロウィンⅢ」の最初の3作のみ・・・
今回はデスメタルのアーティストでもあり映画監督としてホラー映画を2作品を世に送り出したロブ・ゾンビが監督で、ゾンビ版「ハロウィン」はいかなるものか?



(あらすじ)

ハロウィンの夜、白いマスクをかぶった少年マイケル・マイヤーズ(ダエグ・フェアーク)は、姉のほか3人を惨殺。精神病院でルーミス医師(マルコム・マクダウェル)の治療を受けることになる。
しかし、17年後のハロウィンの日、病院を脱出したマイケルは再び白いマスクを手に取り、恐怖の殺人鬼と化す。

旧作ではブギーマンことマイケル・マイヤーズが次々と殺人を犯し、ドナルド・プレザンス扮するルーミス医師が彼の行方を追っていくのがストーリーの本筋だったが、この映画はまずはマイケルの少年時代から描き、いかに彼が殺人鬼になって行ったのか・・・というのがドラマの3分の1ぐらいを占めているのが旧作との大きいな違いです。

本題に入るまでがやけに長く感じてしまう印象だけど、ロブ・ゾンビ監督の狙いはあくまでもカーペンター版のリメイクではなく、マイケルマイヤーズという13金のジェイソンやエルム街のフレディのようなハロウィンシリーズで確立されたキャラを中心に構成したドラマ。
ならば彼の殺人鬼としての誕生の経緯も時間を割かれて描かれのも当たり前かも?

そういう意味では単なる旧作のストーリーをなぞるリメイクではなく、旧作の設定を生かしたオリジナルストーリーであり、ロブ・ゾンビによるリイマジネーションなのでしょうね。



そういう意味ではこの映画は全てにおいて旧作をパワーアップさせてますね。
まずほとんど残酷シーンはおろか流血すら無かった旧作に対して今作は景気よく血の雨を降らしてくれます(首が飛んだりなどの過度な残酷シーンは無いけど)
また犠牲者も旧作以上に多く手当たり次第殺しまくるのでスクリーンは犠牲者の山となる・・・きっちりと定番のバカカップルも襲われたりして、そこらへんは押さえるとこは押さえてます。

トレードマークの白塗マスクは意外と出番が少なく、前半はピエロのお面、中盤はお手製のお面で暴れまくります。
でも大きな肉切り包丁は必須アイテムとして今回も使われてます。

そして鑑賞前から気になってた事が一つ・・・ハロウィンと言えばあのカーペンター監督作曲による不気味なテーマ曲が思い浮かぶが、果たして今回は流れるのか?
と思って見てらオープニング早々に流れ出して一安心・・・あの旋律が無ければハロウィンじゃないわね~

そうそうウド・キアが久々にゲスト的な出演ながら出ていて、また「ゾンビ」のピーター役でホラーファンではお馴染みケン・フォーリーが登場。
あのゾンビの群れから生き残ったツワモノが、なんと今回は公衆トイレでマイケルに血祭りに上げられるというナイスな役所で出てきて喜ばしてくれます



★★★ 2008.11.1(土) MOVIX堺 シアター8 21:40 H-2

No.087 「ゲット スマート」 (2008年 米 110分 ビスタ)

2008-11-03 00:49:45 | 2008年劇場鑑賞
監督 ピーター・シーガル
出演 スティーヴ・カレル
    アン・ハサウェイ
    アラン・アーキン



今日は土曜日でさらに映画の日って事でMOVIX堺の駐車場は沢山の車で満車に近い状態。
「レッドクリフ」を始め新作も公開されてるので余計に賑わいますね。
しかし今日見に行くのは今週末に終わりそうな作品なので混雑はしてないやろな~と思ったらさすが映画サービスデーって事もありソコソコ入ってるようですな。



(あらすじ)

アメリカ極秘スパイ機関“コントロール”が国際犯罪組織に襲撃され、スパイたちの身元が明るみになってしまう事態が発生。
そこでコントロールのチーフ(アラン・アーキン)は、分析官のスマート(スティーヴ・カレル)をエージェントに昇格させ、整形したばかりの美女、エージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。

おバカな諜報部員を主人公に腕利きの美人諜報部員アン・ハザウェイとコンビを組ませての美女とバカの組み合わせの妙で笑わせる作品なんだが、ただ意外なのは主人公のスマートがMrビーンのようにやることなすことハチャメチャなドタバタではなくあながち決めるとこ決めたりするんですね。
アンハザウェイとのコンビネーションで窮地を脱っしたり 列車に轢かれそうになっても間一髪脱出して二枚目風に後から出てきたりと、単なる間抜けキャラでないとこが意外でしたな。
もちろんバカなシーンの方が多いんだが笑えるネタとイマイチのネタがはっきりしてる感じでした。

また「007/私を愛したスパイ」を思わすスカイダイビングの場面にリチャード・キールが扮したジョーズを明らかに連想させる殺し屋キャラ、人気ドラマ「24」に出てきそうな設定などいろいろな作品のパロディも随所に活かされている。



人気レスラーだったザ・ロックが腕利きエージェントで登場しますが、この方はこう言うコメディーが似合いますね。
またアラン・アーキンも元気な姿で顔見せてくれますが笑ったのがビル・マーレーの特別出演・・・まさに顔見せとはこのこと・・・と言った出かたで笑わせます。また「ヒーローズ」のマシオカも出演してまして今後テレビだけでなく劇場作品にも顔出してくるんでしょうか・・・ただイメージ的にあまりシリアスな芝居は似合わないな~
テレンス・スタンプなんかも出てたりして結構脇は固めてるな~



★★★ 2008.11.1(土) MOVIX堺 シアター1 17:00 E-12

No.086 「アイアンマン」(2008年 米 125分 シネスコ)

2008-10-26 00:11:09 | 2008年劇場鑑賞
監督 ラミン・ジャヴァディ
出演 ロバート・ダウニー・Jr
    ジェフ・ブリッジス
    テレンス・ハワード



本日の映画はなかなか見に行けなかった「アイアンマン」作品で、海賊DVD見た人の感想はなかなかおもしろいとの事だったので期待しての鑑賞です
主演がロバートダウニーJr.で 何かとお騒がせな彼の復活作品でもあります。

(あらすじ)

億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。
やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、“アイアンマン”となってテロリストに闘いを挑む。



兵器開発者の主人公がテロリストに拉致され兵器を作らされてると見せ掛け、反撃して脱出する為のロボットスーツを作り自らそのスーツを来てテロリストたちを吹っ飛ばして脱出に成功する。
元々は殺戮兵器を開発し大金持ちになった、どちかと言うと悪党キャラなんだが そんな彼が自分の開発した兵器でテロリストたちが悪行を重ねるのを見て正義に目覚めアイアンマンに変身しスーパーヒーローになっていく この辺の主人公の心理の転換は面白いし、ダークヒーロー物とは違った悪党から正義への転換が現代とマッチしてます。

兵器で一財産築いた男が 兵器製作を中止を宣言し自らヒーローとして立ち上がる 兵器開発者としての知識が今度は戦争から悪を倒すための正義へと使われると言う、実に今のアメリカ的なヒーローですね。



しかしアイアンマンの造形が最初は野暮ったいけど改良する度にだんだんカッコよくなって行くところなんかは子供の頃ロボットヒーロー少年だった大人の男性たちをくすぐります。
ラストもロボット大戦が実現したりしてなかなかのバトル見せてくれます。

しかしこれがシリーズ化されるかどうかわかりませんが、今回がアイアンマン誕生編と言うことで結構誕生までのドラマが描かれるので前半長く感じ少し疲れたですね~
そうそう久々に見たジェフブリッジスがツルッぱげになっててびっくり・・・グウィネス・パルトローもなんか地味になってもたなぁ~
エンドロールにカバーながらあのロードウォリアーズの入場テーマ曲でお馴染みブラックサバスの♪アイアンマンが流れたのはなんか嬉しかったね。



★★★ 2008.10.23(木) MOVIX堺 シアター8 21:10 H-5