MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.04 「勇敢な市民」

2025-01-26 10:27:00 | 2025年劇場鑑賞





今週もなんばパークスシネマに登場
アポロシネマでなかなか見たいのが無く、今年は今のとこ全てミナミでの鑑賞になってます
先週は「アンテッド/愛しき者の不在」とどちらを見ようかとなったこの作品を見に来ました

財閥の鬼畜息子が生徒や教師まで支配する高校にやってきた女教師
最初は陰湿なイジメも見て見ぬふりしてたがついに怒りが爆発! 
テコンドー3段、合気道3段、ボクシング五輪候補だった本領発揮!
悪党を懲らしめる!

わかりやすい勧善懲悪な作品で面白かったですな
主人公の女教師シミンを演じるシン・ヘソンの身体能力の高いアクションが韓国映画ならでは、なかなか日本でこんなん出来る女優さん居ないですね
昭和の志穂美悦子さんぐらい(笑)

悪党のいじめっ子のイ・ジュニョンの憎々しいキャラがある意味この作品のキモ
悪役が悪ければ悪いほどこう言う映画は盛り上がり最後のカタルシスに繋がりますからね
そんな意味ではイ・ジュニョンは良い芝居ですね

ジミンは最初は非常勤講師なんだが、何とか正規職員になるため、他の教師同様に陰湿なイジメに見てみぬふりするんだが、遂には怒りが頂点に猫のマスクを被ってスガン達不良グループを成敗へ!(本領発揮まではぶりっ子キャラ)
まるで漫画のような展開ですが、スガンたちのイジメ行為が結構エグい
実際に日本でも色々と事件聞きますが、この映画のイジメも相当なもん

そんな社会的な問題とエンタメなアクションを絡ませた作品
猫のマスクを被り教師とバレないように活躍するがクライマックスは学園祭でリンクを組んでのジミンvsスガンの対決はマンガの世界のようだが、なかなか格闘技映画見たい私は面白かったです
まるでタイガークィーンのようなアクロバットな動きなど見せながらスガンを翻弄するも反撃にあいスダボロになっていく一騎打ちは正義対悪の図式がわかりやすく、マスクから長い髪の毛が露出して正体が女てのがわかり、最後はマスクを自ら投げ捨て素顔のジミンになり場内が騒然となる場面からの爽快感は韓国映画ならでは?
こう言う映画は最近の邦画ではあまりないような気がしますからね
マ・ドンソクさんの作品同様パワフルでスカッとする韓国映画らしい作品でした
ただイジメのシーンなどは見る人によってはキツイかもね


★★★★ 2025.1.24 なんばパークスシネマ シアター2 20:20 F-4







No.03 「アンデッド/愛しき者の不在」

2025-01-19 12:38:00 | 2025年劇場鑑賞




なんばパークスシネマは盛り上がってます
もちろん「アンデッド愛しき者の不在」ではありません
そう!ガンダムです
フロアはグッズを買う人や飲食物を求める行列で凄い熱気です
前作のガンダムの封切り日もこんなんでしたね

私は打って変わって静かにパラパラとした入りのシアター3に入りました

停電がキッカケで死んだ人が生き返る現象があちらこちらで起こる
幼き子供を亡くして失意のどん底のシングルマザーとその父親、同性のパートナーを亡くし葬儀を終えたばかりの老女、妻が事故に会い病院に駆けつけたら妻は亡くなっていて、呆然とする夫と子供達…いずれも死者は蘇りそれぞれの元へ
そんな大切な誰かを亡くした三つの家族の前に現れる、生き返った死者とのドラマが描かれます

この作品は98分なのに死者が生き返るまでがまるで120分超えの作品くらい物凄くゆっくりしたテンポで話が進むんですね
しかも暗く冷たい色調で淡々と
エンタメなムードは全くなく、この前半のテンポに耐えれるかどうか…が分かれ目(笑)

大切な人の死を受け入れられない時にその人が生き返って戻ってきたら…
例えそれが死体だった状態のままで話す事もせず反応もまともにしなくても受けいれられるかどうか…
と言ったテーマの作品
最初は3家族とも最初は喜ぶんだが、時間が経つにつれ、抜け殻のようでしかも腐敗でハエが集ってくるような姿はやはり生者でない違和感が出てくる

少年の祖父はラジコンカーで生前のように遊ぼうとするが全く反応のない孫にキレてしまう
老女は食事を取らせようと口に料理を押し込むが噛まれそうになる
事故死から蘇った妻に子供のペットのうさぎを抱かしたら、もの凄い力で握り潰そうとする

やはり姿や形がそこにあってもそこに"魂"が無ければ生きていると言えない…それぞれの人達が悲劇と共にそれに気づいて行くと言う最後まで冷たく重い映画
それ故に少年の母親の決断も当然ですね

死者が蘇ると言う点では「ペットセメタリー」と言うスティーブンキング原作のホラー映画を彷彿させるが、あちらの方はエンタメなホラー映画しながらも、恐ろしくも悲しいドラマを見せてくれた傑作ですが、こちらはひたすら暗く悲しみだけが充満した作品
好き嫌いが分かれる作品でもあります
現に私の後方で見てた若手カップルの終演後の感じが、"こんなん見に来たんと違う"感の雰囲気が出てましたから(笑)
ちょっとしんどい作品だが、テーマとしては冷たく重い作風は北欧の映画らしく良かったと思います

ただ少年の祖父の前に現れたアレは要らんと思いました
中途半端にゾンビ映画になったようで…
後、「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」でも歌われたシャンソン「行かないで」が途中流れます
この映画にぴったりでした



★★★ 2024.1.27(金) なんばパークスシネマ シアター3 21:00 G-13


No.02 「ジョーズ」IMAX

2025-01-13 18:55:00 | 2025年劇場鑑賞



生涯ベストワンの「ジョーズ」IMAX上映見て来た
仕事を早めに切り上げてTOHOシネマズなんばに!
やはり「ジョーズ」がIMAXで見れるとなると見ない訳には行きません









今年で50周年なんですね
ビデオテープ、DVD、Blu-ray、映像媒体が変わるたびにこの作品のソフトを買って何年かに一度は見てます
そして劇場では衝撃の梅田グランドでの初公開時のリアルタイム鑑賞、午前十時の映画祭での鑑賞、そしてこのIMAX上映と劇場では3度目になります
感想はブログで描き尽くしたので書きませんが(感想は当ブログの「オールタイムベスト」のカテゴリーの「キングの名画座「ジョーズ」」を参照ください)
ただ見るたびに色々と気付く事もあります
シネマスコープ画面にブロディ、フーパー、クイントの三人が同時に収まるカットが時折りあり、そのフレーミングの妙を今回の大画面での鑑賞で感じました
サメがクイントを咥えて、トドメの一噛みした時の骨の砕ける音など今回改めて感じました
初鑑賞時はサメがガバッと出た時に驚きましたが、後々の鑑賞時は出るのがわかってる為に驚きはありませんでしたが、今回はわかってても驚いた!
まさにIMAXの大画面ならではの迫力ですね
IMAX用に撮られた作品でもないし、素材は50年前の作品です
画像粗いかな?と思ったけど、全く違和感無かったし、シネスコで天地に余りがあるけども迫力に遜色無し
しかも途中から画面サイズが気にならなくなっていて作品の中に入り込んでいた…この圧倒的な没入感は50年経っても不変です
大画面で見てカット割、アングル、フレーミングまさに若きスピルバーグ監督の映像感性が詰まった大傑作ですね
また改めてこの映画が好きになりましたと言うより、この「ジョーズ」を見るたびに映画と言うのが好きになります
初鑑賞時の梅田グランド劇場でのラストのサメが吹っ飛んだ時の場内拍手喝采が私の人生の何度目かの分岐点の一つであったように、今回も50年前にこの作品で映画と言う魔法にかかった10歳の私が、50年後の還暦を迎える年にIMAX上映を見て再びこの作品で魔法にかかったようなそんな充実感がありました




★★★★★★ 2025.1.11(土) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン2 18:20 H-24

No.01 「エマニュエル」

2025-01-12 14:03:00 | 2025年劇場鑑賞




今年1本目の鑑賞!
本来は「ジョーズ」IMAX上映行きたかったけどさすがに夕方の回で時間合わず
このリプート版「エマニエル夫人」見た

1974年社会現象にもなった作品「エマニエル夫人」
当時としてはエロい映画なのに成人指定(R-18)でなく一般作品として公開され、何と多くの女性客を集めてポルノ映画と言うより女性映画として大ヒットしました 
テレビの洋画劇場でも普通に放送された
当時小学生の私は劇場で見る事なく、何故か主題歌のサントラレコードだけうちにあるだけでした
私は大人になってからも「エマニエル夫人」をまともに通して見た記憶があまり無く…飛び飛びでテレビ洋画劇場やcs放送で見た感じ
しかしこのエマニエルと言うコンテンツ(笑)後に様々なエマニエルやエマニュエルと付く作品が何年にも渡って誕生しました

で、新たなに装いも新たに誕生した令和のエマニュエル(日本風に言えば)
演ずるはノエミ・メルラン
今風の顔立ちでエキゾチックな感じのエマニュエル
初代にして最高峰であるシルビア・クリステルの昭和顔と言うか70年代風の顔立ちとはイメージが大分変わります

ホテルの品質調査の仕事に携わるエマニュエルはオーナーからの依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながら査察を進める

その際に出会ったナオミ・ワッツ演ずる支配人・マーゴや、謎めいた宿泊客たちとの交流を通じ、彼女は自身の内なる欲望を解き放つ喜びを知る。


冒頭の飛行機内のトイレでの立ちバックのエッチシーンがあるが、あっさりしたものでシルビア版はもっとねちっこいような気が…

レーティングがR-15でやな予感でしたら・・・仮にもエマニエルと名がついたのがそんなレーティングで出来るのか?

出来たんです…それがこの作品

この新エマニュエルのノエミ・メルランさん2.3回ある入浴シーンぐらいしか脱ぎません

そしてラストにソフトタッチにですが、裸を見せての絡みが出てきます

それもラストのクライマックスシーンとも思えないテンションで…事が終わると同時に映画も終わりやがんの(笑)

正直、期待ハズレ!

"エマニエル"(エマニュエル?…どっちでもエエわ!)と言う金看板を背負っての出演なのにこれは無いでー(笑)

やはりこのエマニエルと言う名の付く作品群はエロスが勝負なだけにエロスと見せかけた文芸作品風に見せられても…パチもんとしか見えず

エロスを抜きに文芸作品として見てもやはり平凡な作品であります

エマニエルの看板を傷つけやがってー(笑)

女性監督だから?

そんな言い訳より初代エマニエルのシルビア・クリステル嬢に菓子折り持って謝ってこい!


しかし男の部屋に侵入してバスタブの残り湯につかり、その湯を口に含んで飲み歓びを噛み締めるシーンはエロかった

結局それが1番エロいってのもなー(笑)

途中出てくる東洋人の姉ちゃんの方がよっぽどヤラシそうやったぞ




★★  20251.10(金) なんばパークスシネマ シアター11 20:25 G-4