MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.07 「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」

2025-02-13 11:17:00 | 2025年劇場鑑賞






久々にmovix堺にやって来ました
2週間ほど仕事の都合などで劇場鑑賞から遠ざかるので、見たかったこの作品を見に来ました

こちらも久々に見る香港映画
それもサモハン出てるやん!
ストーリーだけ見たら懐かしい香港ノワールのようだけど、アクションはまさに格闘アクション!

1980年代の香港。密入国者のチャンは香港・黒社会のルールに従わなかったことから、犯罪組織に狙われる。九龍城砦に逃げ込んだチャンは、そこで仲間となる3人と出会う。しかし九龍城砦で抗争が激化。彼らはそれぞれの思いを胸に、争いに身を投じる。

この作品何かと評判なので興味を持ちました
若手な俳優とベテランの俳優がとてもバランス良く配置され、クライマックスの九龍城砦の死闘は主人公含む若手らが中心になりますが、サモハン初めルイス・クー、リッチー・レン、アーロン・クロックと行ったベテランらが終始画面をグッと締めているんですね
しかも皆、アクションフル回転の大暴れしてくれる
いやー!これは久々に燃える香港映画でした
90年代こんな香港映画ありましたよね

しかしもう一つの主役の九龍城壁
よくこさえたなーと思うくらいです
1999年に初の海外旅行行ったのが友人らと行った香港
で、九龍城壁はすでになく広大な公園でしたが、あそこにこんなん建ってたんかと感慨
この映画のために九龍城壁が巨大なセットで作られたそうですが、狭い迷路のような内部でのアクションは超絶な迫力あります
ワイヤーアクションに早回しとスピーディーなカット割はまさに香港アクション全開!
アクション監督の谷垣健治が振り付ける殺陣に香港アクション映画へのリスペクトを感じさせてくれます

悪役のサモハンの憎々しさも良い感じです
いざ闘いになると得意の後ろ回し蹴りに棒術まで使い70代とは思えない動きを見せてくれます
それ以上に憎々しいフィリップ・ウン扮するウォンガウの強烈キャラ!
気功術を操り痛みもなく、ナイフをも貫通しない強靭な肉体でラスボスとして立ちはだかる!
ラストの4対1の決闘はもうリアリティを超越した劇画の世界(笑)
それがオモロイんですよね
ちょっとした香港映画の久々の大作を見て満足な一時でした



★★★★ 2025.2.8(土) MOVIX堺 シアター5 20:15 I-4



No.06 「ショウタイムセブン」

2025-02-09 09:59:00 | 2025年劇場鑑賞





今年初のアポロシネマに登場
寒波のためロビーはガラガラ…私はめげずに来ました

話題の阿部寛主演のサスペンス映画です
元は韓国映画「テロ、ライブ」
韓国の大鶴義丹(笑)ハ・ジョンウが主人公のキャスター役でしたが、濃い阿部寛とは顔立ちが大分違う!
先にアマプラでオリジナルを見てました

看板報道番組「ショウタイム7」のメインキャスターの座を追われた折本眞之輔のもとにかかってきた爆破テロ予告の電話。冗談だと思い一蹴した折本だが、その直後に発電所で大規模な爆発が起き、一気に緊張感が走る。犯人から交渉人に指名された折本はこの事件をキャスターに返り咲くチャンスと捉え、オンエア中の「ショウタイム7」に乗り込み、犯人との緊急生中継を始める

最近テレビ局の不祥事が話題になってますが、この作品もテレビ局が舞台って事であれこれと色々想像してしまいそう
途中まで韓国版同じような展開になります
韓国版は爆弾解除の条件に大統領の謝罪を要求するが、こちらも火力発電所の社長から総理大臣の謝罪を要求する
しかし以降後半はオリジナルな展開になっていき、オリジナルとかけ離れて行ってからちょっと話が変わって行ったのが残念

阿部寛扮する主人公が犯人を巻き込みテレビショーを逆に演出してるような展開が、ちょい強引な感じで興醒めしてしまった
ま、韓国版もかなり無茶苦茶な展開になってちょいスケールデカ過ぎ感ありましたが…(笑)
現キャスターが折本の過去に対してカメラの前で露骨までに折本に嫌悪感抱きながら追求したり、めるる扮する新人女子アナがカメラ回ってない時以外は妙にうざかったり、吉田剛太郎は終盤はコメディ見たいな芝居になってと色々不自然さを感じつつも、限られた空間での二転三転する展開は一気に98分過ぎ去るので割と楽しめる
私はちょい期待が大き過ぎた?
ストレートに爆弾魔との一騎打ちの方が私は良かったです
しかしこう言うパニックサスペンスな邦画をもっとやって欲しいですね
「新幹線大爆破」「太陽を盗んだ男」のような傑作を令和でも出して頂きたいもんです

何よりパヒュームの主題歌はアンバランスで違和感…余韻も何もなし
これで良いと思ってるのが残念
ま、彼女らに責任はありませんが



★★★ 2025.2.7(金) アポロシネマ スクリーン2 21:00 I-14






No.05 「邪悪なるもの」

2025-02-03 13:39:00 | 2025年劇場鑑賞




今週もなんばパークスシネマ
相変わらずロビーが賑わってます
ガンダムがやはり好調のようです

こちら「邪悪なるもの」は男性客中心にまずますの入り
悪魔憑きをテーマにしたホラー映画
しかしアメリカ映画のような派手な雰囲気はなく、冷たい空気感の映像が終末感を感じさせる作品

魂を悪魔に乗っ取られ、体が腐っていく悪魔つきが人々に悪影響を与えていた神なき世界。悪魔つきは処理人によってしかるべき対応をする必要があり、昔から伝わる七つのルールを順守しなければ悪魔の力が広がり、やがて世界は終わりを迎えるという。

ある変死体を見つけたペトロとジミーの兄弟が巻き込まれる悪魔憑きの世界
家族を守るために奮闘するが、人から動物へ、また人へと自在に乗り移る悪魔に翻弄されるドラマは限られた場所と少ない登場人物たちで構成される
何より悪魔に憑かれた者の描写がグロい!
身体がパンパンに膨れ、皮膚から膿が垂れ流し…しかも撃ち殺したりとか安易にしてはダメで、手順を踏んだ殺し方があると言うめんどい存在(笑)

他にも口から耳が出てきたり、犬が子供を咥えて引きずったりとまるでルチオ・フルチ監督の映画か?と思わすグロ描写も多く、その筋のファンは喜びそう(私です(笑))

家族を避難させ守ろうと主人公達が奮闘するも事態は最悪の方向へと進んで行くのは結構好きですね

一見ゾンビ映画にもなりそうな構成ですが、悪魔の誕生と言う展開になるのはやはりオカルト映画と言う展開で「ザ・チャイルド」見たいに子供まで人を襲い出す
南米のホラー映画ですが、欧米のホラー映画と違った空気感はなかなか楽しめました



★★★ 2025.1.31(金) なんばパークスシネマ シアター4 20:55 G-4