プレイバックシーン
2018年新春
★概要
1996年から1998年にかけて7両が東急車輛製造で製造された。
ただし完全な新造車ではなく、車体及び台車・電動機・コンプレッサーなどの主要機器は、
モ701形とほぼ共通のものを新造しているが、
制御装置・ブレーキ・営業機器などはモ121形(旧大阪市電1601形)
モ122・123・124・125・126・127・129のものを流用している。これらの部品は、
モ121形が大阪市交通局から阪堺電気軌道に譲渡された1967年に取り替えられた
比較的新しい部品であったため、廃車発生時にモ601形に流用したものである。
★性能
このため、電動機は新型のWN駆動方式のものであるが、
制御装置は旧型車両の間接非自動制御のものを流用した珍しい組み合わせの車両となっている。
そのため完全新造車のモ701形とは運転台まわりの制御装置に違いが見られる。
また、ブレーキ性能が電気指令式ブレーキを装備したモ701形と比べて劣るため、
前照灯の隣のブレーキランプが省略されている。
性能最高速度はモ701形と同じく70km/hであるが、認可速度が50km/hである事と、
50km/h以上出すとモ701形ほどではないが蛇行動が起こり、
線路状態の良くない箇所では40km/h程度から左右に激しい揺れが発生しだすこともある。
このために、本来の性能をフル発揮出来ていない。
モ601形 保有車両 7両
★601号
★602号
★603号➡︎ゲット出来ず残念だった
★604号
★605号
住吉大社前
★606号
遮断機はありません!人が優先??皆さん、慣れたもんです!
★607号
★パンタグラフがZ型➡︎シングルアームパンタグラフに換装した。
2018.1.4. あびこ前 にて
●603号 昨年撮影したもの
★ 運用・変化
本形式の登場により、夏季(6月後半 - 9月末)の運用において平日の日中及び土日の全日における冷房化率100%が達成された。また、2005年以降は主に阪堺線系統の運行本数の削減、及びダイヤの工夫により夕方ラッシュ時においても冷房化率100%を達成している。
2004 - 2005年にかけて7両中5両の行き先表示機が、従来の幕式表示からLED表示へと変更された。残る2両の行き先表示機も2006年1月、従来の幕式表示からLED表示へと変更された。
2010年3月にモ701形のモ708に続き、モ605のパンタグラフがZ型パンタグラフからシングルアームパンタグラフに換装された。なお、今後他車にこの改造が及ぶのかどうかは不明である。
●路線図