「穴子天丼」 京橋「秀」
カウンター越しに穴子に衣を纏わせて揚げていく様子が見える。
昔ほどではないにしても大きな穴子が2本、
丼から堂々はみ出して姿を見せる。
昭和な店ですから、サクサクした天麩羅ではありません。
甘さ押さえめの丼タレにたっぷり漬けられてご飯の上に。
まるで煮穴子のようにフワフワの食感。
やっぱり「穴子天丼」は旨い。
お客さんが少ないのが心配だけど、静かにいただくことができますね。
「春菊天そば」 八丁堀「スエヒロ」
天ぷらは揚げ置き。
汁は課長バリバリで出汁の風味は皆無。
でも、行っちゃうのが立ち喰いそば屋なんだよね。
このクラッシュ鷹の爪が効くんです。
朝3時から営業している分、夕方には閉めてしまう。
環七沿いの「江戸丸」と同じだ
こんな都心の立ちそば屋では珍しい営業スタイルだと思う。
「ロースしょうが焼き定食」 八丁堀「かつ新」
「コスプレとんかつ」で有名ですが、、、それはさておき。
とんかつ屋だからできる大胆カットのしょうが焼きです。
脂身もタップリついてて、噛み応えのある厚切りロース肉です。
フライパンに蓋をして厚切りロース肉に十分に火が通るように
じっくりと焼いていました。
しょうががピリリと効いた、甘辛いとろみのあるタレがご飯をススませる。
キャベツももちろん、このタレで美味しくいただけます。
「たぬきそば」 八丁堀「あさだ」
立ち喰いも含めて、そば屋のクオリティを判断する際に注文するのが「たぬき」
なんたってその店で揚げた天麩羅の「天かす」が乗っているそばなんですよ。
良し悪しが出るのは当たり前。
既成の「揚げ玉」を使うのなんかは愚の骨頂。
そば屋のそば汁と「天かす」が奏でるハーモニーがいいんだよね。
そして「あさだ」のそばは茶そば。
これがまた、いい!
みつばも乗ってて、いい。
プラスチック箸じゃなくって角を落とした高級な割り箸が、いい。
ごちそうさま。
「あさだ」は八丁堀駅上にある老舗のそば屋さん。
その風情も、いい。
「親子丼」 新富町「とり福」
この店は、けっこう昔からある街のうなぎ屋さん。
さすがに昼からうなぎを喰うには身分不相応なので、
鶏も売りのようなので「親子丼」に。
うん、流行のトロトロ卵じゃないハードタイプでいいぞ。
鶏もこれまた流行の炙ってあるゴロゴロ鶏肉ではなく、
細かく刻んであって、椎茸や筍も入っている懐かしいタイプ
こんな「親子丼」もいいよね。