いつも私は目標を持たずに歩いた。
決して休息に達しようと思わなかった
私の道ははてしないように思われた。
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ついに私は、ただぐるぐる
めぐり歩いているに過ぎないのを知り、旅にあきた。
その日が私の生活の転機だった。
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ためらいながら私はいま目標に向かって歩く。
私のあらゆる道の上に死が立ち、
手を差し出しているのを、私は知っているから。
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中学か高校の頃に読んで、今でも暗唱できるヘッセの詩です。
中島みゆきの歌に「幸せになる道は二つ。一つは夢がかなうこと。もう一つは夢を持たないこと。」そんな歌詞があったけれど、目標や夢など持たなければ、失望や挫折もそんなにないのかもしれません。
でも、同じ生きるなら、やっぱり、 「精一杯努力して得られる本当の喜びや嬉しさを一つでも多く自分の力で創りだしていきたい」・・・ですよね。
そう思いつつ矢のように時が過ぎていきます。
でも「分不相応な目標でない限りは、努力する価値がある」 と、シニア入りした??今の年齢になっても、信じています。