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タッシリ・ナジェールのきのこの壁画

2007年06月23日 | きのこ ゼミ
タッシリ・ナジェールのきのこの壁画
           (6月23日 きのこゼミの発表より抜粋)

 タッシリ・ナジェールの壁画には、おそらくきのこと思われるモチーフを使用した考古学上最古の記録がある。それはおよそ紀元前5000年に遡る。それを記した画家の意図は明白である。オーラ(後光)のような状態できのこが、蜂のマスクをかぶった踊るシャーマンのアウトラインとして描かれている。このイメージの心霊学的解釈は時代を超えて明らかである。疑いもなく、熱烈なきのこ愛好家の心情を現している。

出典:Growing gourmet and medicinal mushrooms. Paul Stamet (2000)
「食用及び薬用きのこの栽培」Paul Stamet著

※壁画は参考サイトをご覧下さい

参考サイト
 Mushrooms and Man:http://deoxy.org/mushman.htm
 bemushrooms:http://deoxy.org/bmushrmd.htm
 The bee man of Tassili:
  http://www.karunabooks.net/library/the_bee_men_of_tassili.pdf


○タッシリ・ナジェール
 アルジェリア南東部、サハラ砂漠にある山脈。およそ500kmにわたり拡がっており、最高点は標高2158mの Adrar Afao(北緯25度10分、東経8度11分)である。最も近い町は山脈の南西約10kmにあるDjanetである。
 ここには糸杉が多く生い茂り、考古学的な景観も含んでいることから、「タッシリ・ナジェール国立公園」として国立公園、生物圏保護区、ラムサール条約登録地に指定されており、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
 山脈はまた、先史的な岩絵群や他の考古学的景観で知られている。それらは、一帯が砂漠でなくサバンナに恵まれ湿潤だった新石器時代に遡るものである。岩絵には、牛の群れ、ワニなどの大型生物、狩猟や舞踏といった人々の活動などを活写している。その様式は南アフリカの前ングニ美術 (pre-Nguni art) や、西暦1200年以前にサン族によって描かれた洞窟壁画などとも類似性を持つものがある。

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』