○ワンタンメンの誕生
1959(昭和34)年に第1号ラーメンとして『エースラーメン』(味付けラーメン)を発売。 当時の味付けめんでは、技術的に醤油味ぐらいしか作れなかった。 1962(昭和37)年頃には、技術の進歩でスープを別添にすることができるようになり、 味のバリエーションを増やすことが可能になった。
創業者である村岡慶二(当時の社長)は、「めんの"つるつる"感ともやしの"シャキシャキ"感の、 食感の違いがおいしさを生み出す」ということに気づいた。
そのことから、2つの食感を楽しめるよう、幅広いめんと細いめんとで、 食感の違いを出せばおいしくなると考えた。 そして、幅の広い「ワンタン」の入ったラーメンを開発することとなった。
当時、開発員の中に手延べそうめんの職人がいた。その手延べ職人が、 「ワンタン」の食感や長さなどの開発を担当し、試行錯誤の末、1人で完成させた。
「ワンタン」は完成したが、「ワンタン」に合うスープを開発しなければならなかった。 スープの担当者は、オニオン・ガーリック、山椒、ゆずなど様々な旨みを加えて、 おいしいスープを追求したが、なかなか社長のOKをもらえなかった。
いつものようにスープ担当者が社員旅行をそっちのけで、 スープの開発に試行錯誤をしていたある日、ふと研究室の棚にあった、ある小瓶が目についた。 それに は「松茸フレーバー」と書かれてあった。 その時、スープ担当者は「松茸フレーバー」にそれほど魅力を感じていなかったのだが、 なんとなく気になり調合してみた。その日はもう夜も遅かったので、 とりあえず味を微調整して帰った。
次の日、社員旅行から帰ってきた社長に試食してもらうと、 なんとこれがOK!今までにない新しい味が完成した。
社長は、「ンがつくから、運がいい。『ワンタンメン』という商品名はどうか?」と命名し、 合わせて商品名もでき上がった。
こうして、1963(昭和38)年8月27日、スープ別添の『即席ワンタンメン』を発売することとなった。 この『ワンタンメン』は半世紀以上にもなり、現在のロングセラー商品となった。
◇関連記事
・あなたは遺伝子組み換えマツタケを食べられますか?
・マツタケの論文
・松茸使わない松茸ご飯”絶賛、エリンギと冷凍枝豆入れご飯炊くだけ。
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そのことから、2つの食感を楽しめるよう、幅広いめんと細いめんとで、 食感の違いを出せばおいしくなると考えた。 そして、幅の広い「ワンタン」の入ったラーメンを開発することとなった。
当時、開発員の中に手延べそうめんの職人がいた。その手延べ職人が、 「ワンタン」の食感や長さなどの開発を担当し、試行錯誤の末、1人で完成させた。
「ワンタン」は完成したが、「ワンタン」に合うスープを開発しなければならなかった。 スープの担当者は、オニオン・ガーリック、山椒、ゆずなど様々な旨みを加えて、 おいしいスープを追求したが、なかなか社長のOKをもらえなかった。
いつものようにスープ担当者が社員旅行をそっちのけで、 スープの開発に試行錯誤をしていたある日、ふと研究室の棚にあった、ある小瓶が目についた。 それに は「松茸フレーバー」と書かれてあった。 その時、スープ担当者は「松茸フレーバー」にそれほど魅力を感じていなかったのだが、 なんとなく気になり調合してみた。その日はもう夜も遅かったので、 とりあえず味を微調整して帰った。
次の日、社員旅行から帰ってきた社長に試食してもらうと、 なんとこれがOK!今までにない新しい味が完成した。
社長は、「ンがつくから、運がいい。『ワンタンメン』という商品名はどうか?」と命名し、 合わせて商品名もでき上がった。
こうして、1963(昭和38)年8月27日、スープ別添の『即席ワンタンメン』を発売することとなった。 この『ワンタンメン』は半世紀以上にもなり、現在のロングセラー商品となった。
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