きのこ ゼミ ブログ

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ウメハルシメジ(Entoloma sepium)

2016年05月07日 | きのこ情報
京都の高雄で梅の木の周りに大量に発生していました.





ハルシメジは食用と言われていますが,Entolomaの仲間は毒キノコが多いので食べませんでした.

不思議なことですが,ハルシメジの仲間を京都の東山で見ることはほとんどないのですが,西山だと結構見かけます.
東山と西山では地質が違うらしいので,植生も違うのでしょうが,梅の木や山桜ならどこにでもあるので,出会えていないだけかもしれません.

ウメハルシメジ Entoloma sepium 大菌輪

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鞍馬山博物館 霊宝殿

2016年05月03日 | きのこ ゼミ 情報メール
鞍馬寺の奥にある霊宝殿は,お寺の文化財展示だけではなく,あの吉見昭一先生の監修された自然博物館があります.

貴重なきのこの標本が展示されているのですが,少々くたびれているのが残念です.
解説も古くなってきているので,更新してもらえればいいのですが.

*****HPの紹介から*****

<1階、鞍馬山自然科学博物苑展示室>
鞍馬山一帯は歴史風土保存地区、鳥獣保護区に指定され、
鞍馬寺では山内全域を鞍馬山自然科学博物苑と名づけ、大切に守りついできました。
鞍馬山の地層は、約2億5、6千年前(古代ペルム紀)の輝緑凝灰岩や石灰岩やプレートの上の噴出物やサンゴ礁がその前身で、そこに約7千万年前(白亜紀)にマグマが貫入して、庭石として珍重される鞍馬石や本鞍馬などの火成岩が生まれました。
鞍馬山の岩盤が固く、地下に根を張れない木の根が地表を這う木の根道や、人手が加わっていない自然林が安定した形になる極相林などの独特の景観が見られます。
また、このような複雑な地質に裏日本の気候と表日本の気候が入り混じって千種近くの植物が茂っています。
日本での第一発見地が鞍馬山であったり、「クラマ」と名づけられた種に、「ニシキマイマイ(陸産貝)」「クラマノジャガイモタケ(きのこ)」、「アカイカタケ(きのこ)」、「クラマゴケ(しだ)」、「クラマトガリバ(蛾)」などがあり、鞍馬山の自然の豊かさを象徴しています。

<2階、寺宝展観室>
鞍馬寺所蔵の絵画・書・工芸・考古遺物等や、かつて開催された特別展のパネルの一部を常設展示しています。

<2階、與謝野記念室>
與謝野寛・晶子夫妻が先代管長信樂香雲の歌の師という縁から、 両先生が度々、鞍馬寺に来山され、鞍馬を題材にした多くの歌を詠まれました。また、晶子先生の現代語訳『源氏物語』の原稿をはじめとし、多くのゆかりの品々が鞍馬寺に寄贈されたので、記念室を開設し、展観しています。
霊宝殿(鞍馬山博物館)の前庭に與謝野晶子先生の書斎「冬柏亭」が移築されています。

<3階、仏像奉安室>
仏像は、貴重な美術品であり、鑑賞の対象ですが、それだけでは、語り尽せません。仏像は、信仰の対象であり、命がけで護ってきた人々の存在なしに、遥かな時空を越えて、我々が古仏を拝顔することは叶いません。都会の喧騒忘れ、仏像奉安室の静寂の中で畳に座ってゆっくりと仏様と対峙してみては、如何でしょうか?

霊宝殿|総本山 鞍馬寺

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ジェット・ハンド・ドライヤーは、ペーパータオルよりも非衛生的?

2016年05月02日 | きのこ ゼミ 情報メール ニュース関連
ジェット・ハンド・ドライヤーは、ペーパータオルよりも非衛生的?

トイレなどに設置されているジェット・ハンド・ドライヤーを使うと、驚くほどの速さで手が乾くので、まるで未来の世界にいるような気持ちになるかもしれません。でも、あなたがジェット・ハンド・ドライヤーで手を乾かす行為が、もしかしたらその時周囲にいる人を病気にする原因になっているのかもしれないのです。

The Journal of Applied Microbiology誌2月号に、ジェット・ハンド・ドライヤーは、温風のハンド・ドライヤーやペーパータオルに比べ、非衛生的であるという研究結果が発表されました。手を洗ったあとにペーパータオル、温風のハンド・ドライヤー、またはジェット・ハンド・ドライヤーで手を乾かしたときに、ウィルスがそれぞれどのように散布されるかを調査したところ、ジェット・ハンド・ドライヤーは、ペーパータオルの1300倍もの量のプラーク(ウィルスの固まり)を撒き散らし、吹き飛ばされたウィルスの中には、ドライヤーから約3メートルもの距離にまで飛ばされたものがあったというのです。

この研究結果は、英インディペンデント紙や英ガーディアン紙といった、さまざまなメディアにも取り上げられました。同じテーマについての研究は過去にも数多く行われていますが、今回の最新の実験結果について、ジェット・ハンド・ドライヤー業界は、事実と異なると多数の理由を挙げて反論しています。

実験は、以下の手順で行われました。まず実験参加者は、MS2と呼ばれる無害なウィルスを溶かした液体に、手袋をつけた状態で手を浸します。それから素早く水を払い、ペーパータオル、温風のハンド・ドライヤー、ジェット・ハンド・ドライヤーのいずれかで手を乾かします。そして研究者たちは参加者が手を乾かした場所から、一定の距離ごとの空気中及び実験前にあらかじめ置いておいたペトリ皿の表面からサンプルを収集します。結果、ジェット・ハンド・ドライヤーがもっとも多くのウィルスを遠距離へと撒き散らしていることがわかったのです。

研究者たちは、この実験結果は特に意外なものではないと述べています。「このような結果が出た理由は、ドライヤーやペーパータオルが手を乾かすプロセスを考えれば、大方説明できる」というのです。しかし、病気の感染を避けなければならない、病院のような場所に対して、この実験結果は重要な問題を示唆したことになります。

とはいえ、ここで注意しておきたいことは、この実験は病気の原因となるような、ウィルスよりも大きなバクテリアがどのように散布されるかをテストしたものではないということです。

今回の実験を行った研究者たちは、2014年に行った実験においても、ジェット・ハンド・ドライヤーの衛生面をめぐって論議を巻き起こしています。この研究の発表後、Dyson社のスポークスパーソンは、実験参加者の手には通常よりも多くのウィルスが付着していたと指摘。さらにペーパータオルには、前の使用者の細菌がついているとも主張しました。ちなみにDyson社の人気商品のひとつ、Dyson Airbladeは、2008年に公共の健康・福祉に関する業務を行う団体the Royal Society for Public Healthにより、衛生面でのお墨付きを受けています。Dyson社のスポークスパーソンは、デマを拡散しているとして研究者たちを非難し、そもそもこの研究自体が、ペーパータオル業界から資金提供を受けて行われたものだと主張しています。

問題の真偽が速やかに明らかになりそうもないのは、本当に衛生的である商品にとっては、甚だ迷惑なことでしょう。とりあえず、私たちに今できることは、どうやって手を乾かすのであれ、まずは手をよく洗うこと。そして、プラスに物事を考えてみることではないでしょうか。というのも、多少の細菌ならば、あなたの免疫システムの機能を向上させてくれるのです。

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