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日本菌学会ミニシンポジウム「カビ・キノコによる物質変換」

2011年07月31日 | きのこ ゼミ 情報メール
日本菌学会 ミニシンポジウム「カビ・キノコによる物質変換」

 日本菌学会では、本年度より、菌類の産業利用の現状並びに可能性を広く理解していただくために、講演会・展示会等の企画を始めることと致しました。その第一弾として、「菌類を用いたバイオコンバージョン技術」にフォーカスしたミニシンポジウムを開催いたします。微生物の発酵過程で、あるいは固定化菌体をもちいる、もしくは単離酵素を用いて、化学反応だけでは出来ない、あるいは微生物だけでは生産できない化合物の生産は、アカデミックにも産業利用分野においても、大変魅力的な課題です。そこで、今回、こういった分野の第一線でご活躍中の研究者をお招きし、興味深い話題を提供していただきます。食品・合成化学・創薬・プロセス研究開発等の広い応用分野のみならず、基礎研究に携わる方々、学生の方々など、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

1 日 時:平成23年9月30日(金)12:30より受付、13:00より講演
2 場 所:大阪市立自然史博物館講堂
3 参加費:日本菌学会会員 1,500円(非会員 2,000円)、学生 1,500円
 日本菌学会賛助会員 1団体1名につき無料
4 懇親会:4,000円
参加費、懇親会費は、当日会場受付にて承ります。要旨集はその際に配布いたします。
5 主 催:日本菌学会
6 後 援:日本微生物学連盟
7 申込み:参加される方は、参加申込書に必要事項をご記入の上、電子メールまたは郵便で下記宛にお申込み下さい。なお、懇親会につきましては、準備の都合上、大会参加のお申込みと同時にご出欠をお知らせ下さい。
8 申込み先・問合せ先:
〒553-0002 大阪市福島区鷺洲5丁目12-4
塩野義製薬(株)中央研究所 松島 恵介
E-mail: keisuke.matsushima@shionogi.co.jp (@を半角に変換してください)
(お申込みは電子メールか郵便でお願いいたします)
9 参加申し込み締め切り:平成23年9月9日(金)

10 プログラム
13:00 開会に当って ~菌類の産業利用について~
    奥田 徹(日本菌学会会長 玉川大学)
   糸状菌による特異な界面発酵・微生物変換プロセス群
    小田 忍(金沢工業大学)
   キノコによるC5・C6糖の発酵とバイオマスから直接的エタノール生産
    岡本 賢治(鳥取大学)
15:00 休憩
   麹菌(A. oryzae)の遺伝子発現解析とタンパク質生産への応用
    秦 洋二(月桂冠総合研究所)
   ヒトP450遺伝子組換え酵母を用いた代謝物生合成
    岡嶋孝太郎(株式会社住化分析センター)
   細菌由来水酸化酵素発現大腸菌を用いたバイオコンバージョン
    音松俊彦(神戸天然物化学株式会社)
17:45 懇親会(20:00終了)大阪市立自然史博物館内グリ-ンアベニュー

※詳しくは菌学会HPをご覧ください。

関西菌類談話会 日程変更

2011年07月21日 | きのこ情報
▼第498回例会
★日程変更:2011/10/22(土)10:30~15:00
菌類観察会
近畿大学農学部構内里山
(奈良市奈良市中町3327-204)
アクセス http://nara-kindai.unv.jp/01gakubu/access.html
バスダイヤ http://nara-kindai.unv.jp/03campuslife/bus.html

○関西菌類談話会 2011年度行事計画
 http://kmc-jp.net/modules/tinyd1/index.php?id=17

ナラ枯れ蔓延の原因は里山放置等気候変動と無縁な環境要因の変化 森林総研の新研究

2011年07月19日 | サイト紹介
ナラ枯れ蔓延の原因は里山放置等気候変動と無縁な環境要因の変化 森林総研の新研究
農業情報研究所(WAPIC) 意見・論評・著書等紹介

こちらの解説でも、大径木化による被害の増大を指示する結果に異議を唱えています。

森林総研の研究では、ナラ枯れの原因として、①南方系のカシノナガキクイムシが温暖化等により分布を北上し被害を拡大させた、②ナラ類が燃料として利用されなくなって、本種の寄生に適した大径木が増えたことなど環境条件の変化によって大発生しやすくなった、という2つの仮説をカシノナガキクイムシの系統解析を行うことにより、被害拡大の要因を検討したものです。
結論として、①が否定され、たぶん②が大きな要因であろうという結論になっています。

しかし、このサイトではこの結論に対し、『大径木は昔からいくらでもあった。それでも大発生はなかった。この事実はどう説明するのだろうか』と疑問を投げかけています。
やはり「里山放置説」に対して異議を唱えているわけです。

前の記事の内容と関連して考えると、「里山放置説」は政治的に利用しやすかったのではないかと勘ぐってしまいます。

○独立行政法人森林総合研究所プレスリリース
 平成23年1月31日
 ナラ枯れは「地元」のカシノナガキクイムシが起こしている -遺伝子解析が示すナラ枯れ被害拡大の要因-
 Genetic structure of the oak wilt vector beetle Platypus quercivorus: inferences toward the process of damaged area expansion 



「温暖化の議論をしてもナラ枯れ対策は進まない」 里山放置説への疑念

2011年07月16日 | サイト紹介
「温暖化の議論をしてもナラ枯れ対策は進まない」 里山放置説への疑念
農業情報研究所(WAPIC) 意見・論評・著書等紹介

最近進行しているナラ枯れ被害は、「里山放置説」が有名です。
つまり、ナラ類は新炭木として管理されていたたため、それほど大径木にはならなかったのですが、近年里山が放置され、コナラの大径木が増えたため、カシノナガキクイムシによる被害が目立つようになったというものです。

しかし、このサイトでは「里山放置説」に異議を唱えています。

『里山放置説にも一理はある。しかし、西日本はいざ知らず、筆者が直接見聞する新潟から東北にかけて蔓延するナラ枯れの大部分は、今も昔も、おそらくはマタギぐらいしか立ち入ることがなかった、急峻な岩山も含む「奥山」で起きている(下の写真)。これは里山放置説でどう説明するのだろうか。こういうところには、昔から「大径木」がいくらでもあった。ナラ枯れもあったかもしれない。しかし、ナラ枯れの「蔓延」はなかった。ついでに言えば、今も白神山地や八甲田、岩木山の山中や谷を歩けば、ミズナラの大木にいくらでも出会うことができるが、未だナラ枯れの蔓延は見られない。里山放置説の強調には政治的意図さえ感じられる』

『ナラ枯れ蔓延の原因を完全に突き止めるのは難しい。従ってナラ枯れ蔓延を食い止めるのも難しい。しかし、里山放置説の偏重は、これを一層難しくするだけだろう』



水中で成長するきのこ

2011年07月11日 | きのこ情報
I氏から情報を拝借しました。

Aquatic gilled mushrooms: Psathyrella fruiting in the Rogue River in southern Oregon

Underwater Mushroom


You Tubeにもあるということで、下記↓をご覧ください。

Psathyrella aquatica en su habitat natural

※はめ込みがうまくいってなかったようですいません。
 プレビューではうまくいっていたんですが・・・?