きのこ ゼミ ブログ

きのこ ゼミ の情報を掲載しています

公開シンポジウム「きのこの未来」

2012年10月29日 | きのこ ゼミ 情報メール
鳥取大学グローバルCOEプログラム
「持続性社会構築に向けた菌類きのこ資源活用」 主催
公開シンポジウム 「きのこの未来」
 共催:国立科学博物館、
    鳥取大学農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センター(FMRC)、
    日本菌学会
日時:2012年11月23日(金・祝日)13:00~16:00
場所:国立科学博物館上野本館 講堂

プログラム
13:00 開会
13:10-13:40 「世界中できのこを調査する意義と面白さ」
    保坂 健太郎
13:40-14:10 「医療分野への菌類資源の活用:
        菌類きのこを使った高尿酸血症・痛風の予防」
    久留 一郎
14:10-14:40 「きのこに潜む酵素の可能性」
有馬 二朗
14:40-15:00 休 憩
15:00-15:30 「きのこの発酵能を活用したバイオエタノール生産」
  岡本 賢治
15:30-16:00 「エルサルバドルのきのこ類調査の成果と今後の展望」
  前川 二太郎

参加料:博物館常設展入館料のみ必要
●一般・大学生 600円
●高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
申込不要(先着順)

http://rendai.muses.tottori-u.ac.jp/Japanese_data/gcoe/files/kahaku.pdf

ベニテングタケの色はマツバボタンの色?

2012年10月25日 | きのこ情報
 赤いベニテングタケの色はきのこの中でも象徴的で,きのこのイラストを描く人は赤い色と白い水玉模様のきのこを描くことが多いようです.
 この赤い色素は何でしょうか?

 ベタレインという色素がそのひとつです.
ベタレインは,ホウレンソウ,赤カブ,サボテンやブーゲンビリヤの色であり,黄色のベータキサンチンや紫のベータシアニンをまとめた呼び方です.
マツバボタンでは,ベータキサンチンとベータシアニンの量が変化し,白(色素無し)から様々な濃さの黄色、オレンジ、赤、紫にまで発色します.

 ベニテングタケでもベタレインが合成されていますが,それに加えてムスカフラビンという色素も持っています.
 花ときのこが同じような色素を作るというのはなかなか興味深いですね.

酵素が作り出す色素のはなし
 

きのこ情報 10/21

2012年10月22日 | きのこ情報
10月21日 京都市宝ヶ池 きのこゼミ きのこ採集会

10月に入ってからしばらく雨が降らず気温も高かったので,きのこは少ない目でした.
それでも大勢で探すと結構見つかるものです.

採集リスト

カキシメジ  毒 
ムラサキシメジ  食
クヌギタケ属  数種
ヒメカバイロタケ
チャツムタケ
ヌメリイグチ  食
チチアワタケ  食
ベニタケの仲間
ハツタケ  食
ケロウジ  ここでは初めて見ました
カワラタケ
クジラタケ
ハカワラタケ
チャカイガラタケ
ネンドタケモドキ
ハナビラニカワタケ  
ハナビラダクリオキン

※食用きのこはきのこ汁にして頂きました。

きのこ類の放射性物質検査の結果について(岩手県林業振興課)

2012年10月20日 | きのこ情報
 県の県産農林水産物の放射性物質濃度の検査計画及び市からの依頼に基
づき、菌床しいたけ1検体、菌床なめこ1検体、露地栽培原木ひらたけ1検体について、検査を実施した結果、奥州市の露地栽培原木ひらたけで国の定める一般食品の基準値100Bq/㎏を超過しましたので、10月18日付けで、奥州市に対して露地栽培原木ひらたけの出荷自粛要請を行いました。

※詳しくは下記のサイトをご覧下さい。

○きのこ類の放射性物質検査の結果について(10月19日公表分)
 http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=42056
 http://www.pref.iwate.jp/download.rbz?cmd=50&cd=42056&tg=3

きのこの肖像展

2012年10月19日 | きのこ ゼミ 情報メール
企画展 きのこの肖像展

■会期 11月24日(土)~12月2日(日)
■時間 10時~17時(最終日16時まで)
■料金 庭園入園料
■参加作家 北村良子(立体)、せんだふみ(立体)、竹しんじ(写真)、福永浩子(絵画)、本田尚子(絵画)、*aya*(絵本)、liquarice(造形)、のこのこ(イラスト) 他

関連企画

①きのこもりもりマーケット
■日時 会期期間中開催
■内容 作家によるレアなきのこグッズを販売します。数に限定があるのでお早めに。

②きのこに変身コーナー
■日時 会期期間中開催
■内容 顔ハメ看板を設置。記念写真が撮れるコーナー。きのこのかぶりものも体験できます。きのこになりきってみよう。

③きのこ写真トーク
■日時 11月25日(日)14時00分~
■場所 ビジターセンター
■料金 無料
■予約 不要
■内容 きのこ写真で本展に参加している竹しんじ氏によるきのこ写真のよもやま話。スライドを見ながらきのこ写真の魅力について語ってもらいます。

きのこ観察会(&きのこ汁)のご案内

2012年10月12日 | きのこ ゼミ
日 程  10月21日(日) 午前中きのこ観察会+簡単な解説
             その後調理、昼食後適宜解散
場 所  京都市宝ヶ池

参加される場合は、お誘いのご家族等人数をご確認の上、
きのこゼミまでご連絡下さい。
集合場所や持ち物などの詳しい内容をお伝えします。

準備の都合のため、参加希望の方は、
当日の予定が不明確な場合でも、
10月18日までには一度、予定をご連絡下さい。

連絡先: きのこゼミまで

青いキノコ、ボルネオ島で大量の新種

2012年10月09日 | きのこ情報
青いキノコ、ボルネオ島で大量の新種

National Geographic News
October 9, 2012

 新種と見られるイッポンシメジ属のキノコ。ボルネオ島、マレーシア領北部のキナバル山の標高約2000メートル地点で、詳細な調査を目的として採取された。

 2週間に及ぶ生物多様性調査では、約300種の菌類を収集。うち100ほどは新種と考えられている。調査チームによると、今回得られたDNAサンプルをはじめとする各種データから、キナバル山に生息する菌類の大まかな数が初めて判明するという。


きのこ情報 10/7

2012年10月08日 | きのこ情報
2012年10月7日 赤目四十八滝

 シメジの仲間  黒変性あり
 カレバキツネタケ?  小さい
 サクラタケ
 シロハツ
 ニセクサハツ?(古)
 ニオイコベニタケ
 ベニタケ類  幼菌2種
 ヒロハチチタケ
 アンズタケの仲間
 フサヒメホウキタケ?
 カワラタケ
 ハカワラタケ?  
 ホウロクタケ
 ノウタケ
 フクロシトネタケ?
 その他 食用きのこ2種  乱獲を避けるため名前は伏せておきます

※ 赤目渓谷は動植物の採集は禁止です。
  なので、採集していないので同定は現場での観察だけです。

夢の跡

2012年10月08日 | きのこ ゼミ より 
 これは京都市宝ヶ池公園の惨状です。





 カシノナガキクイムシによるナラ枯れ被害の調査研究に使われたPETボトルが残骸として散乱しています。
 研究開始の時は、気合を入れて大勢で仕込んだのでしょうが,後始末はせずに放置されているようです.
 あまりにたくさん仕込んだので回収し忘れたのかもしれませんが,この場所は林の中ではなく公園内なので,忘れたとも思えません.
 このような様子はここ宝ヶ池公園だけではなく,吉田山や東山でも見ることができます.
 調査者の名前が書かれていることもあるのですが,留学生らしき名前を見ると,後始末もせずに帰国してしまった場合もあるようです.

 PETボトルの残骸が森林を汚染することはないのかもしれませんが,自然を愛し守ることを志した者たちがこのように放置している様は,非常に残念だと思います,「兵どもが夢の跡」では・・・

※ 近くの樹にこのトラップを仕込んだと思われるグループの名前を書いた紙が貼ってありました.魔女狩りをする意図はありませんので,ここには書きません.

2012年度日本菌学会西日本支部大会

2012年10月03日 | きのこ情報
2012年度日本菌学会西日本支部大会のお知らせ

                    2012年9月吉日

 2012年度の日本菌学会西日本支部大会を下記の要領で開催いたします。会場は関西の北摂と呼ばれる地域である池田市の郊外リゾートです。また、翌日の菌類観察会は同じ北摂の箕面市の府営箕面公園周辺を予定しています。

 まず、特別講演は、立命館大学(京都大学名誉教授)今中忠行先生に、菌学講座は、大阪府立大学大学院 上田光宏 先生にお願いしています。今中先生には南極観測隊員としてのご経験から、南極の大自然と生物についてお話しいただく予定です。また菌学講座では、上田先生には酵素のスペシャリストとして、きのこ由来の酵素を用いた女性ホルモンの除去に関してご講演いただく予定です。いずれも得がたい貴重な機会かと思いますのでふるってご参加いただきますようお願い申し上げます。

 また、一般講演での講演も募集いたします。特に学生・大学院生の方々には、学会発表などもってのほかと考えずに、是非アプローチされることを希望しております。特に、研究半ばのテーマでも発表していただくことを大歓迎しております。また、ご参加くださった有名な先生方からアドバイスをいただけたり、普段は絶対にお話しできない先生や研究者の方々と気さくに交流できたり、いい機会です。

 翌日の観察会では、標高約100から600m、主にアベマキ、アラカシ、ウラジロガシ、クヌギ、クリ、コナラなどのブナ科の広葉樹林が広がり、イロハモミジなどの野生カエデも加わり、紅葉も楽しめるかと思います。

 西日本支部会員以外の方のご参加も歓迎いたします。学生、大学院生の方も含め、どうか多数の皆様の参加を希望いたします。
 なお、会場にお出での際は、是非、宿舎の露天風呂と紅葉の始まりをお楽しみください。

2012年度日本菌学会西日本支部
大会準備委員長  酒井 健雄


        記

2012年度日本菌学会西日本支部大会

1.会場
 宿泊並びにセミナー会場  
  伏尾温泉 不死王閣 〒563-8585 大阪府池田市伏尾町 128-1
http://www.fushioukaku.co.jp/
 観察会 大阪府箕面市内 大阪府立箕面公園周辺を予定 

2.開催日程(予定)
 11月3日(土 祝日)
   12:30 ~ 受付
   12:20 ~13:05 役員会
   13:10 ~13:50  総会
   14:00 ~15:00 一般講演
   15:05 ~15:35 菌学講座
    「きのこ由来の酵素を用いた女性ホルモンの除去に関する研究」(仮題)
     大阪府立大学大学院 上田光宏 先生
   15:45 ~17:15 特別講演
    「南極の大自然と生物たち」
     立命館大学 今中忠行 先生
   18:30 ~      懇親会

   なお、講演題数によって時間が多少前後する場合がありますので予めご了承下さい。

11月4日(日)

   9:00    宿舎出発(専用バス)
   9:30   阪急電鉄「箕面駅」前着
   10:30 ~ 菌類観察会
   12:30 ~ きのこの同定会(公園内にて)
   13:30   参加者写真撮影後、閉会

※詳細はこちらをご覧ください。
 2012年度日本菌学会西日本支部大会のお知らせ