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「ヒマラヤのバイアグラ」冬虫夏草、過剰採取で絶滅危惧種に

2020年07月11日 | きのこ ゼミ 情報メール
「ヒマラヤのバイアグラ」冬虫夏草、過剰採取で絶滅危惧種に

【7月10日 AFP】国際自然保護連合(IUCN)は9日、ガなどの幼虫に寄生するヒマラヤ(Himalaya)産の菌類で、「ヒマラヤのバイアグラ(Viagra)」とも呼ばれる「冬虫夏草」が、中国の伝統薬の需要の増加により絶滅の危機にひんしていると明らかにした。
 冬虫夏草の一種、シネンシストウチュウカソウ(Ophiocordyceps sinensis)は世界一高価なキノコで、チベット高原(Tibetan Plateau)にのみ分布し、現地コミュニティーの主要な収入源となっている。
 同種は標高3500メートル以上の草地で、冬は氷点下になるが永久凍土ではない場所でしか育たない。コウモリガの幼虫の体内で育ち、宿主の頭を突き破りキノコとして現れる。
 同種は何世紀もの間、中国の伝統薬では万能薬で媚薬(びやく)効果があるとして珍重されてきたが、1990年代から需要が急増した。
 IUCNによると、過剰採取により、過去15年で生息数は少なくとも30%減少し、IUCNは同種を「絶滅危惧II類」として、絶滅のおそれのある野生生物のリストに追加した。
 IUCN菌類保全委員会(Fungal Conservation Committee)のグレゴリー・ミュラー(Gregory Mueller)委員長は、キノコとキノコを収入源にしているコミュニティーの双方を守るために、持続可能な採取制限が必要だと述べた。

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日本の味覚が大ピンチ? ついにマツタケも絶滅危惧種に

2020年07月10日 | きのこ ゼミ 情報メール
日本の味覚が大ピンチ? ついにマツタケも絶滅危惧種に
2020年7月9日 21時0分
朝日新聞デジタル

国際自然保護連合(IUCN)は9日、絶滅の恐れがある動植物などを記載したレッドリストの最新版を発表し、マツタケを絶滅危惧種として初めて記載した。
食用や売買が制限されるわけではないが、保護の必要性が指摘されたことで秋の味覚がさらに遠くなる可能性がある。
IUCNは動植物などを生息状況や絶滅の恐れに応じて「絶滅」から順に分類しており、マツタケは「絶滅危惧」のうち3番目に深刻な「危急」に分類された。
マツタケは欧州中北部やロシアを含むアジアに広く分布するキノコの仲間。吸い物、炊き込みごはんの具材として好まれる。

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