散歩中 毎年見かける巨大な柚子があります。
表面がデコボコで 通常の柚子の数倍の大きさがあるのです。
これは「鬼柚子」という果実で「獅子柚子」という別名もありますが 柚子ではなく 晩白柚(ザボン)や文旦の仲間だそうです。
近くで見ると いかにも鬼の顔のような 中々の面構えです。
通常の柚子はこんな感じですが 並べてみると鬼柚子の大きさが良くわかります。
*観音山フルーツガーデンさんのネットカタログ写真を借用しました
この鬼柚子 カットすると果肉部分が非常に小さく 厚い白皮になっています。
従って生食には向かず 皮部分を煮詰めてグラニュー糖でコーティングした「ピール」という菓子に加工されることが多いようです。
九州みやげで有名な「長崎ザボン漬け」もこれに該当し 少し苦味が残つた甘い菓子だったと記憶しています。