一碗

みんなで楽しく、
何でもありのお茶人生・・

炭鉱王のお宅を訪ねる・・

2022-07-05 15:23:02 | 旅行
なぜ私が宇部にいたのか・・・父親が炭鉱の附属病院に勤めていたのです。
宇部は炭鉱の町でした。その宇部を作ったのが「宇部興産」・・・
創業者・渡辺祐策・・・

翁を記念して作られた公園の中にすごい銅像が建てられています。朝倉文夫作。
市民皆がお金を出して作ったんだそうです。宇部の大恩人。勿論、亡くなって久しい・・・

その子孫を訪ねたのです。どんな豪邸か‥興味津々

庭は広いけど普通のお宅ですね・・・あれって感じ。

ひ孫の方にお話を伺いました。77歳だそうですが気さくな方でした。

石炭は掘りつくしたら終わりだ・・という考えでセメント工業や化学工業など積極的に事業展開し、同時に利益は市のインフラ整備、教育などへつぎ込みました。

子供も孫もお医者さんなんです。京都大学医学部卒・・
実業家で医者というのも珍しい。

そんな経緯もあって炭鉱附属病院(同仁病院)は、山口醫専の母体になるのです。二代目は、多くの株を手放して医学教育にあてるのです。

今でも各種の財団を作って文化、教育を援助しています。すごいですね・・
ですから、御殿は作らなかったのです。


質素ながらそれなりに贅をこらして・・床の間には横山大観の軸が二幅

現在、宇部興産とどういう関わりがあるか聞けなかったけど・・・

その宇部興産、この4月、社名変更しました。UBE(ゆーびーいー)と・・

やはり企業活動優先なんでしょうね。
なにかさびしい・・・

渡辺祐策(すけさく)を知る人も少なくなってるらしい。
宇部のまちもなにか元気がないような・・・・地方都市の厳しさを感じました。

遠くからエールを送るだけ・・・

・・・




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77年前立ってた場所に立つ・・・

2022-07-04 14:02:12 | 旅行
7月2日、宇部に出かけました。
「第3回宇部大空襲を知るつどい」
東京からお呼びした海老名香葉子さんの戦争孤児体験のおはなし・・・
300名の参加者が涙していました。

で・・・77年ぶりの宇部の街・・
記憶にある場所があるだろうか・・・

木立の中の渡辺翁記念館・・・戦災に会わずにそのまま残ってるそうです。

だとすると、ここで「のらくろ」の漫画映画を見たような・・・

翌日、岡本さんにあちこちご案内頂きました。
そしたら・・・

これは、当時の宇部銀行(現在の山口銀行の一部)の入り口。

77年前、ここに立ってたのです。

あの空襲の後、母がお金をおろしに行ったのでしょうね。
まわりは、いまのウクライナみたい・・・

階段の上で前の道を見ていたら、着物もボロボロ、ススで真っ黒、髪を振り乱した女の人が何か叫びながら歩いてるのです。家族を亡くしたのでしょうか・・ 母が手をひっぱりました・・・

今見ると、低い階段、小さな入り口でしたが、当時はもっと大きく感じました。
5歳の子供だったのです。


・・・
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2008年の今日は上海・・・

2022-06-30 16:32:05 | 旅行
14年前の6月30日、上海にいたのです。上海国際茶城・・・
お茶の市場ですね・・・中国の主な都市にはあちこちにあります。
お茶のお店が軒を連ねて・・・

時間が経つのを忘れます・・・



あるお店に入ったら・・・2001年、日本で開催したときの品評会の賞状が飾ってありました。私のサイン入り・・・

日本では、このような賞状は殆ど居間など・・・人目のつかないところ。
自慢してると思われるのが嫌だから・・・

まあ、それはそれとして・・・翌日は、品評会の審査会場の寧波へ・・


当時は、まだ、こんな感じが残ってました。いまは、大都市・・・

・・・
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77年ぶりに生まれ故郷へ

2022-06-20 15:43:01 | 旅行
偶然が重なって、7月2日に山口県の宇部に出かけることにしました。
第3回宇部大空襲を知るつどいが開かれるのです。


この写真は1945年4月、アメリカ軍が写した宇部市街地の写真です。
当時の私の住所からすると、ちょうど中央辺りに家があったのではないかと思われるのです。貴重な写真です。まさに空襲直前です。
原爆投下のために偵察してたみたいですね。模擬爆弾も落としています。

そして7月2日の大空襲!

その年か、翌年宇部を離れるのです。
以来、一度も訪れたことがないのです。

殆ど焼けてしまって当時の面影はないでしょうが、行ってみます。

今日、あの近くに4500円のホテルも予約しました。

最初で最後の生まれ故郷への旅です。

・・・
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あてのない旅・・・

2022-05-30 14:05:21 | 旅行
その昔、マレーシアに行きました。ある会合で・・
いまでこそ、お茶のことなら何でも知ってると豪語してますが、その頃は全くの専門バカで、関係する仕事以外は何にも知りませんでした。

行きの機中の機内誌でカメロンハイランドの茶園の写真を見て、マレーシアにもお茶があるんだ・・・と思った程度・・

で、会議の後、主催者の先生が、どこか行きたいとこがありますか、と言ってくれました。で、即座にカメロンハイランドと・・・

クアラルンプールから車で結構あります。
途中はジャングルを切り開いた高速道路・・

興味深い風景が次々に・・・
道端ではジャングルでとれたてのいろんな果物を売っています。ドリアンも食べました。鳥のような大きなバッタが羽音高く飛んでいたり、吹き矢を持った土地の人が歩いていたり・・・

で、カメロンハイランドに着いたときにはフイルムがなくなって、肝心の茶園の写真は無し・・・

それから、アメリカに行ったときも似たような経験が・・・
あれはロスアンゼルスだったような・・・どこか行きたいとこありますかときかれて・・・
綿畑を見たことがなかったので、所望・・・では、行きましょうと・・・

ところが、行けども行けども綿畑がありません。
とにかくアメリカは広い!!

途中に広大なトマト畑があり、収穫の最中でした。

すごいですね! 機械で収穫してトラックにそのまま小麦粉みたいに投入。
潰れるかと思ったら、皮の固いこと! 

肝心の綿畑にはとうとう行きつけづに、見ずに帰ってきました。

忘れえぬ思い出です。

・・・
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8年前・5月天台山の思い出

2022-05-07 10:30:10 | 旅行
今頃になるとよく思い出すことがあります。
あの霧深い木立、お寺、あのお坊さん・・・

浙江省・天台山・華頂寺・・・満山のつつじ・・・そして霧



ある催しが行われ、中国全土から若者が集まりました。


華頂講寺のご住職・・・今までお会いしたお坊さんで、なぜか一番印象に残っていて、もう一度お会いしたい・・・

2014年5月のちょうど今頃でした。

・・・
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黄色いお茶と白いお茶

2022-04-26 16:10:13 | 旅行
今度の28日、静岡に黄いろいお茶を見に行きます。
それでちょっと勉強・・・

中国では、いたるところに芽が白いお茶があります。
11年前のちょうど今頃、寧波に行きました。ここにも白葉茶がありました。

11年前の寧波のまちです。
行った目的は、茶と健康シンポジウム・・・開会式もいたって健康的・・

いつもの顔触れ・・・

産地見学で望府へ・・望府白茶があります。ちょうど製造中・・・


温度感応性なので、気温が上がってくると緑になります。
確か、25℃程度が境だったような・・・これだけ葉が大きくなってるとかなり緑に
・・マイクロウエーブを使って殺青。
日本にも白葉茶があります。いまでは結構あちこちに・・・

これは、袋井にある白葉茶「きらか」・・・11年前。先日新聞に載った写真を見たら立派な園になっていました。
右の普通の園と比べると、色の違いが判ります。生育が良くないのも特徴の一つ。


中国では、もう白葉茶の時代から黄色い芽のお茶に移ってる様子
(どこかの写真拝借)
こんな茶園が数千ヘクタールあるみたい・・・このお茶は光感応性なので、温度が上がっても黄色・・・アミノ酸が9%とか、普通の3倍以上!(白葉茶は約2倍)。中国では、黄金芽とか・・・いろんな名前がついてる様子。

さて、日本の黄金芽はどんなかな・・・28日が楽しみですね。

・・
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雲南紅茶と中国の旅

2022-01-12 15:03:20 | 旅行
朝の紅茶が切れたので、探したら2013年の雲南紅茶が出てきました。
特有の蒸れ香があったので、そのままにしておいたものです。
背に腹は代えられないので飲んでみました。何とか飲めますね・・・


で、どこでどうやって買ったのか・・・2013年の写真を調べてみました。

なんとこの年、三回も中国へ・・・そして、6月は台湾にも・・
台湾へは、格安のモニターツアーに参加したのです。4日間のツアーで3万円かからなかったような・・
こんな感じで、一日は案内付き。

あとフリーだったので、許さんにお願いして三峡へ・・
台湾の緑茶産地ですね。


なんと、この場所、あのヒノキチオール発明の地。戦中、野副研究室が疎開していたところらしい・・・植わってるお茶は、黄柑種?

タイヘン貴重な勉強をしました。
ここでは台湾で出来るほとんどのお茶を作っています。龍井、碧螺春、煎茶、東方美人、鉄観音、文山包種茶、紅茶、酸柑茶・・・

そして、帰ってすぐ、7月には福建省は福鼎へ、白茶の勉強に・・・
上海から新幹線で行きました。

雨が多いところですが、慣れたもので・・・スクーターに傘さして・・・



あれこれ白茶の作り方を勉強して、袋井で作りました。
産業化したかったのですが、乗ってくる人が少なくって・・・宝玉園さんだけ・・・

そして、9月。また福建省に・・・福州。

環境保全型のシンポジウム? 原さんとご一緒しました。


この時行われた博覧会? 例によって各地のお茶がわんさと展示即売・・・
どうも、このとき、あの雲南紅茶は買ったような・・・

そして、10月、今度は、金木犀薫る杭州へ・・・一番よい季節です。

博物館関係のシンポジウム。日本から3名・・・もうお名前も忘れてしまった・・・何をどうしたかも、うっすらとしか思い出せない。

杭州市内にあるいくつかの博物館を見学。博物館はすべて無料。お茶の博物館も・・・
いずれも、素晴らしい博物館でした。

これはシルク博物館・・・こういうものが誰でも自由に見られるのです。


この時は、毎日ついてくれる通訳の方が変わりました。手の空いてる日本語のできる人を頼んだみたい。午前と午後で別の人だったり・・・
この時は、宋さん。日本になじみの方も大勢・・・

杭州の秋は最高です。
もう行くこともなさそうだけど・・・

・・・


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20年前秋・ネパール

2021-11-28 11:54:46 | 旅行
2001年の11月、ネパールに行ってたんですね・・・



カトマンズ、どこ行ってもこんなお面を売ってます。
いくつか持ってます。魔除けになるとか・・・

カトマンズのお茶屋さん。何か買ったような買わなかったような・・・

有名なイーラムの茶園・・・

ここでは、ダージリンのようなオーソドックスの紅茶を作ってます。

南に行くと一転してアッサムみたいな景色に・・・
そして、CTCが大部分・・・

ネパールも結構広いのです。

何をしに行ったのか・・・?

・・・
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25年前・中国の旅

2021-11-22 11:13:44 | 旅行
25年前、中国へ行ったのです。ちょうど今頃。
主目的がなんであったのか・・・はっきり思い出せないのですが、
このときは、自分でいろんな手配していったので、いろんな書類が出てきました。

陶芸をやってる愚息といっしょに、関連の場所にも行ったのです。
上海から江蘇省の無錫、宜興、そして汽車で浙江省の杭州へ・・


8泊9日、名古屋から上海、航空運賃二人で158,000円、中国国内宿泊、列車代金などで107,000円、その他ビザ、保険料など、全部含めて311,630円を旅行社へ。一人当たり16万円ほどですね。これに杭州でのホテル代。無錫ー宜興見物のため一日タクシー借り上げと通訳で約1万5千円ほど。

杭州では、全部童啓慶先生にお世話になりました。




陶器のまち宜興、殆ど人影を見かけませんでした。どこでも自由に製作現場を見せてくれました。今はどうなんでしょうか・・・


童先生の作ってくださった予定表では、25年前の昨日、上の写真の青藤茶館に行ったのです。
そして、今日は、浙江省茶業学会に出席・・・なんだったのだろう?

童先生はじめ、いろんな先生方にお世話になりましたが、何かお礼をしたのだろうか・・

たびたび思うのですが、中国に行ったときには散々お世話になるのに、日本に来られた時、お世話してるだろうか・・? なんにもしてない!

最近になって、ずいぶん心苦しく思うようになりました。

・・・



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