一碗

みんなで楽しく、
何でもありのお茶人生・・

中国福建省の旅4日目・建陽

2019-10-30 20:36:02 | 旅行
今日もいいお天気。
      
武夷山市でも有数の立派なホテル(写真中央)をあとに・・・帰途へ

まずは、お隣の建陽市に寄ります。以前、この地のお茶企業の顧問をしていたことがありますが、もう縁を切ったとかで、別のところへ・・・
      
      
天竜と川根と安倍奥を足して二乗したほどの山奥・・・よく車が通れるな~と言うほどの・・。
ここに広大な茶畑が・・どうやって開墾したのだろう。重機が入るような場所でもないし・・
下は、今年植えつけたような新植園。水はどこから・・・

日本の茶畑と同じ作り。畝間の間隔も・・そして、摘採は可搬を使っています。
土は紫がかって肥料っけもないけど、育つんですね。複合肥料をやってるらしい。

中国でも山林経営が思わしくないとかで、茶園に切り替えたそうで・・・
      
それを進めている社長さん・・・ラグビーワールドカップに出てくる選手のような、エネルギーが服を着ているって感じの人!

(で・・ふと思ったのですが、ベースボールは野球、テニスは庭球、サッカーは蹴球、バレーは排球、バスケットは籠球、じゃ「ラグビー」は・・?)
・・・・・ラ式蹴球


出来たての工場がすごい!
      
      
例の萎凋機が二台ずつ入った部屋が10・・!

今年初めてこの工場で製茶したそうです。製茶時期の違う岩茶を二種類試飲・・
      

癖がなくっていいお茶。武夷山よりこちらのほうが口に合います。もらってくるのを忘れて残念・・

      
      

ほとんど人影はないのですが、すごい建物、そして、湖は人造湖みたいですね。
ここを観光地にするつもりなんでしょうか・・・10年後にはどうなっているか?
中国にはこんなところがあちこちに・・・昔の武夷山を思うと、ホントに実現するかも。

夜は、杭州から出張でやってきた呉さんのいとこが宴会をやるので、それに加わろうと・・
中国では、こんな調子で、見ず知らずの同窓会やら結婚式の宴会などに飛び入りで参加したことが何回か・・・おおらかですね。

      
      
とても初対面って感じじゃないですね。大変ご馳走になって、楽しい中国最後の夜でした。

帰国の朝も晴天。一番見晴らしのいい部屋を取りましたと、呉さん・・・
西湖や福州市が一望出来てすばらしい!
      

持つべきものは遠方の友ですね。呉さん、謝々!


・・・

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中国福建の旅3日目

2019-10-28 14:29:45 | 旅行
今、中国は貧困と過疎化対策に力を入れています。
錦屏村は、昔、銀山とお茶で大変栄えた村だそうです。
いまは全村450戸、2,086人。実際は出稼ぎに行ってるのでその半分くらい?

で・・、国や省から生態文化村、景観旅游名村、伝統文化村などいろんな称号をもらってるそうです。

お茶による村おこし。陳さんの頑張りにかかっています。目が離せませんね・・・
後ろ髪をひかれる思いで、そんな錦屏村を後に、翌朝8時武夷山に向けて出発。

政和から車で一時間半ほど。三回目だったような・・・

最初の時は、なんにもなかった。二回目は、なんだか出来たての西部劇のまちって感じ・・・

そして今回・・
      
とにかくお茶のお店が多い。
      
陳さんが懇意のお店・首品岩茶坊
      
まずは、岩茶をガンガン飲みました。批評しながら飲むので大変です。

飲むのはともかく、とにかく現場を見たいのです。
早速・・・かの有名な「三坑」の一つ牛欄坑へ・・
      
大紅袍に行く道と似てるけど、もっと大変・・
      
殆ど、「肉桂」・・・
      
面白いのは、その作り方。有機質がほとんどない。そして、株元が深く掘られています。灌漑用なんでしょうかね・・樹齢は30から40年?
      
「不可思議」と書いてあるところまで行きました。このあたりで取れるのが一番だとか・・

そのあと、もっと一般的なところへ・・
      
武夷山茶産業研究院が管理しているモデル園へ・・広大な各種品種園。
白鶏冠の畑。なるほど、芽が白い・・

      有機肥料への転換試験園70ヘクタール・・
      
この周辺、1700ヘクタールも同様とのこと・・有機栽培も実証中とか。
日本と比べると、言葉を失いますね。

まちに帰って、首席岩茶廠へ・・首品岩茶坊の本体企業。
お店は、趣味でとか言ってたけどなるほどね・・・
      
      
面白いものを見ました。ザルを人力でゆするのは大変なので、それを機械化!

その他、岩茶も作り方いろいろ・・・

      
最後に、私の署名入りのお茶を作ってくれました。参加者へ配布用。
こんなのも面白いですね・・

またまた夜は宴会  だけど・・・少し飽きてきたので省略。


・・・
      
 

      
      
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中国福建の旅2日目その2

2019-10-26 17:04:28 | 旅行
      
これ、政和大白という品種。福鼎大白、福安大白と並んで有名な品種ですね。白茶や紅茶をつくります。
 
このあたりは大部分、在来種ですが、政和大白など品種もあるとのことだけど、それらしい畑は目にしませんね・・
      
    これかな・・?
      
道端に大きな政和大白の木が・・これ、村長さんの持ち物とか・・?
なぜか、年間20万円で葉っぱの摘採契約を特定の人と結んであるとか・・なんだかわからないけど面白いですね。

地元に新しくできた会社へ行きました。兄弟三人で新たに発足・・「万瑞春」という会社。
      
これが会社のロビー? もちろん今までお茶はやってたけど、今年新しく会社組織に。陳さんの肝いり。

工場を拝見・・
      
      

やはり年期が入ってるだけに、あの在来でいい紅茶をつくります。
      

聞けば、昔はイギリス向けに大々的に輸出をしてたとか・・
      
当時の茶箱も出てきました。英語の書付もあるそうです。
歴史を絡めると面白い展開になりそうですね。陳さんが肩入れするのもわかります。

で・・・
      
旅の字はかき捨て・・・わたしが看板を書きました。額に入れて飾ってくれるんですかね・・?
日本では絶対にないことです。

アレコレあった一日も無事に終わって、宴会! 今度は地元で作った自家製の米酒がでました。
      

飲みすぎると頭が痛くなるから‥と注意されましたが、楽しかった!!
三年後くらいにもう一度来たいですね・・錦屏村へ。 植えたお茶の木と書を見に・・・



明日は、武夷山


・・・
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中国福建の旅2日目

2019-10-25 11:08:06 | 旅行
いよいよ目指す錦屏村です。地図で調べてもよくわからない・・・
でも、この村、1000年以上も歴史があり、お茶の産地として昔から知られていたようです。
手に入れた本で調べると、1826年、江西の茶商が来て地元のお茶で工夫紅茶を作ったのが始まり。
「仙岩工夫」と言われ年々名を挙げ、50年後には300トン以上の紅茶が海外へ輸出されていたそうです。

そして、1896年には大白茶を使った紅茶を作り、これが現在の「政和工夫」になったとのこと・・。
勿論、白茶の歴史もありますが、略・・。

そんな村ですので、まずはお茶を・・
      
この一帯にあるのが150年以上前からある野生茶。勿論、在来種でかれこれ20ヘクタールはあるとのこと。
山の中にもこんな調子で・・雲南の野生茶とはまるっきり違います。岩の間から生えているので大きくならない・・・

この芽を摘むわけですから、たいへん! 貴重なお茶になります。
(このお茶を、11月8日に「チャ茶」で飲んでもらいます)

で、次に「福元寺」というお寺に・・お昼を食べに

      
月に二回、地元の人たちが自家の産物を持ち寄ってご馳走を・・もちろん、肉抜き
丁度その日に当たるとかで、大変なご馳走。みんなで食べます。こんなの大好き!

      
終わって外に出てみたらお寺の塀に横断幕・・・ホントに中国はこれが好き・・というか
この幕、あとはどうするんですかね・・

これで終わりかと思ったら、いよいよこれからが本番・・・・・・・・

みんなで裏山に上ります。新しく道が作ってあります。
そして、頂上には木が切られて、広場が・・・

なんと記念の植樹祭・・・
      
      
      

みんなで、お茶の木を7本植えました。日中友好! うまく育つといいですね。


それから、村におりてあれこれ・・・

村の中心地。
      
川沿いには民宿が軒を連ねています。中を見せてくれました。
      
      
ダブルベッドが一つと、少し不釣り合いな薄型テレビ。ホテルよりもはるかに落ち着く雰囲気。こんなの好きですね。


一緒に行った陳さんが、民家を改造して自分の家を作っていました。村に住み着いて村おこしをやるとか・・・
      
その家の前で・・右が陳さん、左が私の友人の呉さん・・
次回は、彼の家に泊まる約束をしました。

わたしも、もう十年若ければ、一軒買って住みつくんですけど・・・残念ですね


・・・


・・・
      
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中国福建の旅1日目

2019-10-23 22:59:45 | 旅行
旅の話をするとき、いつも頭をよぎる言葉があります。例によって物事を斜めに見るフランス人の言葉ではありますが・・・

「ひとが行って来た旅の話と映画の話ほど退屈なものはない・・・」

で、やめようかと思ったのですが、退屈しのぎに・・・

16日、快晴です。日本ではお天気がよくなかったそうですが、福建省では連日抜けるような青空。
長年お付き合いがあって、今回呼んでくださった呉火和さん。それに同じ職場「福建省林業科学研究院」の楽さんがホテルに迎えに来てくれました。
最近、中国の人は殆ど名刺を持たないので、どこの誰だかわかりません。以前は、すぐに名刺交換したのですが・・・
必要ならば、スマホから・・・たしかに無警戒に名刺をばらまくのは注意したほうがよさそうですね。
      
福州から政和県までいくつも長いトンネルを抜けて2時間弱。
途中にあるサービスエリアはどこも大変立派!
ここで、また二人の方と合流。今回の旅のメンバーがそろいました。

ところで、どこに行って何をするのやら・・まだよくわかりません。いつものことです。
だから、いつもワクワク・・・

政和県は竹の産地で竹工芸が盛んだそうで、まず、その会社へ・・茶盤でも作ってるのかと思たら・・
勿論それもありましたが、そんなちゃちなものだけではありません。
      
この机や椅子は、竹で出来ているのです。
どうやって・・? 現場を見せてほしいと言ったら、早速・・・

      
これは、家具などの工場、優れたデザイナーも抱えています。それが決め手。

元の竹をどのように板にするのか、そちらの工場も見たいと言ったら、連れて行ってくれました。これがすごい・・・
      
      
      
確かに竹から板ができるんですね・・・日本でもやってるんでしょうか・・・
木よりも竹の方がはるかに育つのが早いから利用価値があるわけですね。4年で伐採・・
見学の価値大!

それからいよいよ政和県特産の白茶を見学に。
政和県の担当者が、すでに立派なスケジュール冊子を作ってありました。

それぞれに特徴のある二軒の企業を選んでくれてあります。至れり尽くせり・・・

(どんな触れ込みになってるんだろう。少し心配になってきました)

      
最初は、根っからの白茶作り・・って感じ。長い歴史のある会社です。
ほめるほどに、いろんな白茶が出てきます。えんえんと白茶を飲み続け、白茶談義。

      
次の会社は、経営感覚に優れた・・って感じの、これまた政和を代表する白茶企業。
      
文化の香りもふんぷん・・社長さんの書いたりっぱ本ももらいました。政和の白茶を知るのによい本です。

夜は、県の招待?による宴会。お役人が出る宴会では、徹底してアルコールは禁止! お茶で乾杯! 条例があるからではありません。

宴会の後,席を変えてお茶会。

     
今回は、県の書記の方が出席! 中国ではなんたって「書記さん」ですね。どこの組織でも書記が一番偉いのです。
手前右でお茶を入れているのは、副県長さん。

書記が入ってくるとピンと雰囲気が変わるのがわかります。政和県の書記は若い女性です。
にこやかによくしゃべって座を持ってくれます。

でも、何かの拍子にドッキとするような雰囲気を感じます。やはりすごいんですね。

その書記さんが同席したということは、今回の旅はなかなかのものらしい・・・

さてはて・・・どんなことになるんでしょうか。


・・・
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昨日の呈茶

2019-10-23 08:06:42 | 袋井市茶文化資料館
きのう、休日ってことを知らずに、茶文化資料館へ・・・
すぐに、いつもの常連さんが・・・
      
相馬さんが秋芽で作ったお茶。若葉の香り、甘い味。煎も効きます。来月の尾張旭市での紅茶フェスティバルでお出しするとか・・

      
早速、持ち帰った武夷岩茶のお味見。

相馬さんの急須(左)で入れると格段に味がよくなります。この急須、和紅茶と岩茶に最適! 
一個2,000円。

      
十年前の白茶・・・

いつものように、お茶の話は途切れません。4時過ぎまで・・・


・・・
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中国から無事、帰ってきました!

2019-10-21 12:13:17 | 旅行
関空ー福州間の飛行機はよく遅れるとは聞いていましたが、昨日も、なぜか福州で乗った飛行機がなかなか離陸しません。
一時間半遅れてやっと・・・
それでも、何とか新幹線の最終便に間に合って、昨夜無事帰宅しました。


素晴らしい旅でした。やはり一人で行くに限りますね。うまいものは独り占め!

まず、初日、10月15日午後。

カバンをごろごろ引っ張ってバス停へ・・

途中、保育園の三歳児?のグループに出会いました。

その中の一人が、私に「どこいくの」と言いました。

こんなとき、あなたなら何と答えますか? 「中国」と言ってもわからないだろうし・・・

とっさに、天を指して「あっち」と言ってしまいました。


無事に、厦門航空の福州行きに搭乗。行きは順調。

となりに、チャーミングな若い中国女性が。写真がないのが残念・・・

日本語が達者で3時間しゃべりっぱなし。

機内食を手渡してくれたので、「ありがとう」と言ったら「どういたしまして」とかえってきました。

いま、このような受け答えをする日本人いるでしょうか・・・



例によって山盛りのお茶、お茶、お茶・・・みんな頂き物。
      

11月8日から始まる「チャ茶」で飲むことにします。お楽しみに・・・


・・・
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明日から中国へ

2019-10-14 17:04:33 | 旅行
台風も何とかいっちゃて・・・明日から中国です。

福建省政和から武夷山へ・・・

明日泊まる予定のホテル・・福州市の西湖賓館
      

ネットで調べたら、立派なホテルですね。西湖のほとり・・中国にはあちこちに西湖があります。


では、無事に帰ってくることができたらご報告を・・・


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チラシ作りに四苦八苦

2019-10-13 20:12:34 | チャ茶
良いお天気なのに一日こもってチラシ作り。

パソコンを使うと便利らしいけど、どこに何があるかわからないので、た~いへん・・・
11月8日から始める「チャ茶」の期間限定復活のため・・・

 

さて、これをどうするか・・・その方が問題。印刷費はないし・・・


・・・

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台風一過

2019-10-13 12:44:14 | 日記
      
昨日、5時ごろ、気圧が970ヘクトパスカルまで下がりました。近くを通過中。このあと、気圧が上がってきました。


そして、今朝・・・
      

まさに台風一過、雲一つない晴天です。60年前、伊勢湾台風の時も翌日はこんなお天気でした。

      
気圧も、元に戻ってきました・・・気圧計があると便利です。


今日は、地域のお祭り・・そして、
全国的にもいろんなことが行われますけど、被災した人たちが大勢いることも忘れないように・・・


伊勢湾台風の時の、あのコントラストが忘れられません。


・・・
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