中国に行くのは今度で終わりにしようと思いながら・・行くたびに想像を絶する面白さ!
今回も、何のために、何があるのかわからずに行ったのです。
イベントの名前は、「第十五回国際茶文化研討会&第一回茶祖文化フェスティバル」
茶祖って・・陸羽のもっと前の茶祖です。そう・・神農なんです。
神農は、このあたりで活躍し、亡くなっているのです。紀元前2千年以上前・・
神農(炎帝)は、伝説の人で、神様のはずですが・・。
二日目のシンポジウムでは、大学の先生により、神農とは・・ゆかりの地があちこちにあるが、どれが本当か・・など。大変面白いお話が真面目に発表されました。結局、ここ茶凌県は神農ゆかりの地ということになりました。
で、「国飲1000年の歴史は茶凌より始まる」というキャッチフレーズができました。
茶凌県では県の命運をかけて神農で売り出すことにしたのです。
ちなみに、茶凌県は珠洲市のなかの一つの県(中国では県より市の方が大きい)で、面積は静岡市の1.7倍。人口は65万人で、静岡市よりやや少ない。まあ、静岡市と同じくらいと思ってもらっても・・
そこに、2011年から5年かけて中華茶祖文化園という中国最大の茶文化テーマパークを作ったのです。
その広さは、853ヘクタール。これは甲子園球場の240個分。
余談ですが、よく東京ドームや甲子園球場何個分という表現がありますが、あれ、グランドの広さなのか、スタンドも入れた全体の広さなのか・・
調べたら、全体の広さを言うのだそうで、甲子園球場は、38,500平方mだそうです。
・・・いろいろ勉強になりますね・・
その中に神農公園もあります。そこには巨大な神農の像がそびえています。高さ24m、台座まで入れると36m。
第一回の茶祖文化フェスティバル開会にあたり、ご先祖様へお参り。
みんな肩に黄綬帯?をかけます。先祖におまいりするときには、こうするのが習わしなんでしょうか?
少し脇道ですが、横の女性が、今回ついてくれた通訳さん。駅で迎えてくれてから最後は飛行場まで・・湖南師範大学大学院で日本語を専攻している学生さん。陳思晴さん。あれこれ気づかいしてくださって全く不便を感じませんでした。
思えば、中国では多くの通訳さんにお世話になりました。多くは日本語勉強中の学生さん。日本からの留学生や日本企業に勤めてる人もいました。だけど、その時限り・・・思えば大変残念なことです。ときどき、あの人はどうしているだろう・・日本に帰ってきてるはず・・など思い出すこともあります。
荘厳なおまいり・・
今回の参加者は、18の国と地域から700人の人々が・・。
頂上から見下ろすと先が見えないので途中から市街地を見たところ・・
そして
まだできてないけど、この通りの両側にはずらりとお茶店が並ぶ予定。すでに、一部は開店・・・全部埋まるといいですね。
とにかくスケールの大きいことと大胆なことには度肝を抜かれます。
お金はどこから出るのだろう・・・つい日本人的なことを考えてしまいます。
5年後に来てみたいですね。発展を祈りつつ・・
ちなみに5年後には、10億元が目標で、生産3億、流通消費部門3億、観光収入4億の計画だそうです。
・・・