一碗

みんなで楽しく、
何でもありのお茶人生・・

忘れえぬ人

2020-11-30 11:56:24 | 日記
先ほど、お葬式に行ってきました。松永正治さん。享年90歳。

何を頼んでも断ることのなかった方でした。

あれは、1988年、もう32年も前ですね。

台湾でお茶のシンポジウムをやったことがあります。海外でこのようなシンポジウムをやる経験の全くない時代です。おまけに、台湾と国交断絶してすぐの頃・・

八方手を尽くして参加者を探しましたが、なかなか集まりません。その時、松永さんはお茶農家で、農業経営士でもありました。このような集まりに、どうかなと思いながら、声を掛けたら、即座に「いいよ」と言ってくれました。海外ですのでお金もかかります。

結局、この時は、山西貞先生以下12名が参加し、日本の面目を保つことができました。

その時の、集合写真の一部・・
   
真ん中右寄りが松永さん。左の方に、わたしも。その上が小国先生・・・
当然みんな若かったのです。

あの頃は、前後の見境もなくずいぶんいろんなことをやりました。でも、いま思うといい思い出になりました。

最近はどうなんでしょうか。

松永さんみたいな方もいなくなったような気がします。
その後も、陝西省法門寺、安徽省の黄山、浙江省の寧波などご一緒しました。

ご冥福お祈りします。


・・・

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四万円の古本

2020-11-29 18:52:07 | 茶学の会
コロナにいつ罹ってもおかしくないという状況になってきました。やはりお茶の効果にも限界がありそうです。

で・・、目の黒いうちにもう一度会っておきたい方があって、一昨日、藤枝に出かけたのです。

     
杵塚さん。無農薬茶栽培のパイオニアと言ってもいい方なんです。それこそ、知る人ぞ知るといった方。最近は、娘さんのあゆみさんの方が有名かも・・
     
三年番茶とお芋をご馳走になって、あれこれ尽きせぬお話を・・・

そしたら、杵塚さんが書かれた本があるからと・・・売ってくださいと言ったら一冊しかないとのこと、 帰って、ネットで買おうと思って借りてきました。

     
ところが、アマゾンでは、二冊のみ・・そして、なんと、19,200円と41,074円・・!! 元の値段は、1,500円(税抜き)。

楽天では、入荷待ち・・・他を探したけどありません。

まさに、百姓の心意気を記した痛快な本です。幻の名著!
四万円もする本を読むのは初めての経験です。

返すのが惜しくもあり・・・

・・・



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大和蜜香紅茶と狭山の白茶

2020-11-28 11:52:49 | 袋井市茶文化資料館
      
      
奈良の心樹庵で買ったお茶が届きました。

奈良の農家が作ったウンカ芽の紅茶が四種(「みなみさやか」「在来」「7132」「やぶきた実生」)それに埼玉の清水さんが作った「ふくみどり」の白茶、和歌山で以前から白茶を作ってる上村さんの白茶。

いずれも貴重品です。

あすの日曜日、茶文化資料館でお出しします。

午後、1時から3時までの予定。

コロナが蔓延中。外出自粛になりそうなので、呈茶活動も当分お休みになるかもしれません。

・・・
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コロナはさておき・・

2020-11-27 09:23:33 | 日記
コロナはさておき、良いお天気が続きます。
     
     築40年の我が家・・・
     
     
      
 今朝の西の空・・・
 午後は、勇気を奮って電車に乗って藤枝へ・・・コロナ急増中だけど。

 こちらでは、1月がピークになるとか・・来月から外出自粛の予定です。

・・・
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服にくっつくタネ

2020-11-26 09:57:21 | 日記
いま、畑やら、放任茶園やら、土手の草むらに入ると大変!

ちっちゃい釘みたいなタネがズボン一杯に・・・なかなか取れない。

少し植物図鑑を調べたけどわからない。
そこで、ネットで・・・「服に着くタネ」・・ずばりのサイトが。

これ、アメリカセンダングサ・・北アメリカ原産の帰化植物。
最近急増してるみたい・・・

   
結構大きくなります。キク科で花は黄色。今が、タネの盛り・・・
   
拡大するとこんな感じ。先端についてる二またのトゲが衣服に刺さります。
すると・・・
   
先端を拡大したものがこれ・・・逆向きにトゲがあるんですね。 すごい!

銛(もり)といっしょ。刺さったら抜けないようになってます。

こうやって、あっという間に広がったんですね。
とにかく、外来の物ってすごいんですね。

日本の物がいかに優しくできてるか・・・

・・・
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でたらめだけど良い本

2020-11-24 11:44:54 | 茶学の会
     
先日、でたらめな本などと紹介してしまって、大変申し訳ないことしました。
ごめんなさい。
実は、大変いい本です。上の写真の本。「Tea]。

お茶をどんな場所で、どんな人たちが作っているかをご自分たちの目、耳、心でとらえて、書いた本なんです。

自分たちがホントに関心を持ったこと、知りたいことを書いた本なんですね。日本ではほとんどこの手の本はありません。

以前は、波多野公介さん、最近は、飯田辰彦さんくらい・・

最近は、若い人のお茶離れでホントに大変だ・・など今のホントのことが書いてあります。

お茶の成分のことも、入れ方によってカフェイ量がどう変わるか、機能性では35種類のお茶について独自に調べているのです。ORAC値の信ぴょう性なんてどうでもいいのです。

高林謙三を高橋謙三と書いてあったり、杉山さんちでは、10アール当たり3キロしかお茶が取れなかったり・・そんな些細なことはどうでもいいのです。

外国の人が自分の知りた熱意から本を書くとこんなふうになるのだということを教えてくれる興味深い本で、お勧めです。

写真の右の本、SOSENさんの日本茶の本、主に飯田さんの本を参考に書かれたと思われる、興味深い本です。日本語も添えてある珍しい本です。お勧め。

・・・

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中国茶交流会

2020-11-22 12:02:10 | 日記
いま、「第16回地球にやさしい中国茶交流会」をみてます・・・

今年はオンラインでやってるんですね。初めての試みっていうけど、すごい仕掛けです。

間に合えば、いますぐ、公式サイト(https://ecochakai/jp)へ(中国茶交流会でも・・)

たまたま、見たのですけど、ちょうど会場では森崎さんと清水さんが進行役で「遊茶」の仕入れ担当者から今年のいろんな中国茶のお話を・・・そして、25g1620円という鉄観音を入れていました。ライブなのでお湯を注ぐ音も入ります。臨場感満点。

これから、セミナーとか、各出展者紹介、購入もできるよう・・・
アーカイブは11月30日にやるそうです。

森崎さんって人、すごいですね。企画して、みんなを巻き込んで、短期間に・・・

コロナのおかげでいろんなことが変わってきています。
ついていくのも大変だけど・・・

・・
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でたらめな本

2020-11-20 14:50:03 | 茶学の会
最近の英語のお茶の本をどれか買おうと思って、探してみました。

少し違った構成の、斬新?そうな本がありました。買おうと思って念のため、寄せられているコメントを見たら、間違いだらけで1ページに一つ以上のミスがある、編集者はチェックしたのか、と酷評・・・

それじゃしょうがないと、やめようと思ったのですが、どんなミスなんだろうと好奇心が・・・で、買ったのです。

確かに、かなり大胆な構成・・・書き方・・・
日本のとこには、1ページ大でこんな写真も・・
     
アッ、彼だ、と気が付く方もいるでしょうね。私は、心当たりがなかったのですが、読んでみたらお父さんは茶業界でも大変有名な方だったとあります。スギヤマ・タダヒラさん・・・はて?

そう、杉山忠平さん! 故人になって久しいけど、大変良く存じあげた方です。スギヤマ・チュウヘイさんです。はて、どちらの読み方が正しいのでしょう? みんな、チュウヘイさんと言ってたけど・・・

まあ、これはいいとして、なんと、杉山さんちの栽培面積が250ヘクタール、年間の生産量が、1ヘクタール当たり60㎏ !

最後のお茶の機能性のところでは、ORAC(活性酸素吸収能力)が出てきて驚きました。お茶の本では初めて目にします。

これを基に、中国緑茶は日本の高級せん茶より機能性に優れると書いてあります。

ORAC指標は、問題があるので安易に使うのは止めようということになってるはずだけど・・・

まあ、問題満載の本で、読むのが楽しみです。

・・・



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読書の時間

2020-11-19 12:15:03 | 茶学の会
      
ネットを見てると、時間が経つのを忘れてしまいます。ホントにこれでいのだろうかと思ってしまいます。

やはり本を読むことが必要なんではないかな~と思って・・・

じゃ、何を読むか・・・ふと、河盛好蔵先生の本が目につきました。
そういえば、昔は、英文学者、仏文学者、独文学者という人たちがいました。でも、最近はききません。ひとつのことを深くやってるとメシが食えないから・・・?

むかしの学者は、ほんとによく勉強してましたし、よくものを考えていました。

河盛先生の本に、本の選び方が書いてありました。
「・・・他人の思惑なんか気にしないことですね。本というものは、どんな本にも何かの取りえがあるものです。良書だ悪書だなどと言いますが、要は読み方一つです。「今売れてるから買う」とか、「なんだ、そんな本を読んでいるのか」「君はあれを読んでいないのか」などの外部の声を気にしてはダメです。読書は流行ではありません。あくまでも自分本位でなければいけないと思います」 でも、これも、当時の学生を頭において言ってるのではないかな~・・・

先生は、1902年生まれ。先生のお名前を知ってる人も少ないかも・・・
人生も夕暮れです・・・
     

コロナが大変です。会食もマスクをして‥などと言われ始めました。

交通機関の利用を避けるため、今度の日曜日(22日)は、茶文化資料館での呈茶はお休みにします。29日は、行います。

・・・


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アダムとイブの子孫

2020-11-17 14:53:56 | 日記
今日もいいお天気。もしかするとまたマムシが・・・と半分期待して出かけたけど、いなかった。

日曜日、茶文化資料館でマムシが話題になり、なんでも、最近は蛇に違和感を持たない人が結構いるとか・・・考えられないことです。

アダムとイブの子孫でない人類なのか、あるいは、長い年月の間に遺伝子に変異が起こったのか・・・

マムシの代わりに、鳥を写してきました。のどかな秋の一日・・・
    
    

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