一日のさいごのお風呂がたのしみな季節になってきましたね。 100均の入浴剤ですが、 パステル色のハートと花型の小片がいっぱいはいっていて お風呂にうかべるととても優雅な気分になります。 だんだん溶けていって ちょっとばかし発泡するのもたのしいです。
「ここで、 あるブラジルの先生のクラスの子どものお話をしたいと思います。 その方は公立学校の先生でした。 ブラジルでは、 公立学校に通う子どもたちは貧しい家庭から来ています。 その中に、 服装もきちんとし、 宿題もきちんとしてくる一人の子どもがいました。
その先生は、 ある時その子どもの家を訪ねる機会がありました。 きっと、 しっかりとした家庭で育っているに違いない、と先生は想像していました。
しかし、 その男の子にはお母さんがいないことがわかりました。 父親は毎日、朝4時に仕事に出かけ、夜遅くに帰ってくるそうです。
そんな家庭で、 お父さんはどんな風にして子どもの面倒を見ることができるのでしょう。
「本当に大変なんです」
父親は語ったそうです。
奥さんは亡くなってしまった。 父親は毎日一日中働かなくてはいけません。
それで父親は、仕事に出る前に必ず寝ている息子を抱きしめるのだそうです。 そして、 息子の寝ているシーツの端っこを結んでおくのだそうです。
子どもは、7時ごろに目を覚ますと、 いつもほどいて寝るシーツの端っこが、 また結ばれているのを見つけます。 そうして、 「ああ、お父さんはちゃんと家に帰ってきて、仕事に行ったんだな」 とわかるのです。
シーツの結び目。 何の意味もない、 そんなものが何の役に立つのでしょうか? それは、 父親が子どもを思う愛情をひとつの行為として表しているのです。
お父さんはいつもそばにはいてくれはない、 けれどお父さんの心はいつも自分に向けられている。 そのことを男の子は知るのです。」
(『子どもたちのために、今、私たちにできること ウラ・クレーマーさん&小貫大輔さんを迎えて』 東洋シュタイナーこどもの会発行より)
雨続きでいつになるやらわかりませんが、 来年一年分のローリエを干す予定です。
「ここで、 あるブラジルの先生のクラスの子どものお話をしたいと思います。 その方は公立学校の先生でした。 ブラジルでは、 公立学校に通う子どもたちは貧しい家庭から来ています。 その中に、 服装もきちんとし、 宿題もきちんとしてくる一人の子どもがいました。
その先生は、 ある時その子どもの家を訪ねる機会がありました。 きっと、 しっかりとした家庭で育っているに違いない、と先生は想像していました。
しかし、 その男の子にはお母さんがいないことがわかりました。 父親は毎日、朝4時に仕事に出かけ、夜遅くに帰ってくるそうです。
そんな家庭で、 お父さんはどんな風にして子どもの面倒を見ることができるのでしょう。
「本当に大変なんです」
父親は語ったそうです。
奥さんは亡くなってしまった。 父親は毎日一日中働かなくてはいけません。
それで父親は、仕事に出る前に必ず寝ている息子を抱きしめるのだそうです。 そして、 息子の寝ているシーツの端っこを結んでおくのだそうです。
子どもは、7時ごろに目を覚ますと、 いつもほどいて寝るシーツの端っこが、 また結ばれているのを見つけます。 そうして、 「ああ、お父さんはちゃんと家に帰ってきて、仕事に行ったんだな」 とわかるのです。
シーツの結び目。 何の意味もない、 そんなものが何の役に立つのでしょうか? それは、 父親が子どもを思う愛情をひとつの行為として表しているのです。
お父さんはいつもそばにはいてくれはない、 けれどお父さんの心はいつも自分に向けられている。 そのことを男の子は知るのです。」
(『子どもたちのために、今、私たちにできること ウラ・クレーマーさん&小貫大輔さんを迎えて』 東洋シュタイナーこどもの会発行より)
雨続きでいつになるやらわかりませんが、 来年一年分のローリエを干す予定です。