このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#484 楽器との出会い(3)

2007年08月19日 | 音楽・楽器
↑修理後のオルガン・波打つ鍵盤の図

今回の音楽
バッハ作曲/小前奏曲 ヘ長調 BWV927  演奏/このは紅葉
ここをクリックしてダウンロード(MP3形式ファイル、約0.84MB)
注意いつもながらのことですが…
*再生時の音量に注意して下さい。
*演奏の下手さに注意して下さい。

楽器との出会い(3)

#475 楽器との出会い(1)
#476 楽器との出会い(2)よりの続きです。

物置に引きずり込んだボロボロのオルガンを修理するために、とにもかくにも全部バラバラに分解してみました。
わたしはオルガンを触ったことはほとんどありませんでしたが、以前より楽器の図鑑を熟読していて構造上の知識だけはありましたし、工作にも多少の自信がありましたので、修理できるはず…と信じて疑いませんでした。
それにこの可哀想なオルガンをどうしても助けてあげたい気持ちもありました。

まずはバラバラにした部品をピカピカに磨きました。(内部はめちゃくちゃに汚かったです

部品の欠損がいくつかありましたが、ほとんど木製部分でしたので自作して補いました。
鞴(ふいご=空気を送る装置)はゴムの部分がぼろぼろになっていましたので、のりで固めた布で代用しました。気密が完全ではなかったのでパワー不足でしたが、何とかなりました。

毎日少しずつの作業で、完成するまでにひと月くらいかかったでしょうか…
初めて音が出たときには感動しました。
鍵盤は多少波打っていましたが、満足でした。
今では得難い経験をしたと思っています。

外側の板にワックスをかけてきれいにしたことも効果があったのか、家の中に入れる許可もおりました。

こうしてオルガンは見事に生き返り、優雅にオルガンを弾く毎日が始まる…予定でしたが、そうは問屋が卸さないのです。
(なおも無謀の道へとつづく…

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5 コメント

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Unknown (カーレン)
2007-08-20 01:18:41
リズミカルで明るい感じの曲に仕上がりましたね。
このはさんの元気そうな笑顔が想像できました。
オンボロオルガンが分解され一つ一つきれいに磨かれ
生まれ変わっていくんですね。
このはさんの手によって生まれ変わったオルガン
きっととっても喜んでいるでしょう。
趣味を持つって素敵なことですよね。
このはさん楽器と出会えてよかったね。
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長めの文ですが… (イク)
2007-08-20 02:53:47
こんばんは

いや~なんだか癒されます。
今回の音源は穏やかな印象を受けました。
中世、晴れわたる草原の向こうに教会が…(妄想です)

ピアノより古い楽器…と聞いて
ビックリしました。
ピアノはとても好きな楽器なので(あ、弾けません!)
なんだか感慨深いものがあります。
ピアノの音より、少し電子音っぽい
と個人的に思ったのですが、
ピアノより古い…というのが逆説的?で面白いなー
と思いました。

工作が得意とは!!僕は恥ずかしながら苦手です^^;
ご自分で直しちゃうなんて…すごい。

だらだら文失礼しました!





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 (このは紅葉)
2007-08-20 13:21:55
カーレンさんへ
ありがとうございます。
このころはすでに絵描きをやめていたので、何か夢中になれることを求めていたのでしょう。
「自分にも弾けそう」という根拠のない思いこみと、オルガンを拾うという偶然が重なって、楽器をいじるようになったのは、とても幸運でした。

イクさんへ
ありがとうございます。
演奏を録音するのは、失敗が多くてなかなか大変なのですが、癒されていただけたならやりがいがあります。
どんどん妄想して楽しんで下さいね(笑)
チェンバロは金属の弦をはじいて音を鳴らすので、音色は金属弦のギターに似ているのかも知れません。…と言っても、ギターの音はよくわかりませんが…
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おお! (イク)
2007-08-20 14:39:50
そうなんです。
「弦楽器かと思った」
なんて恥ずかしくていえなかったので
このはさんのお返事拝見して
「なるほど!!」
と思わずうなってしまいました。
アコースティックギター(または弦楽器)の音色の趣が
あると思いました。
楽器の事も知れて嬉しいです。
有難うございます


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イクさんへ (このは紅葉)
2007-08-20 19:03:31
ご明察です。鍵盤が付いた弦楽器でした。

楽器のこともわかってくると、音楽の楽しみが広がってきますね。
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