西国 17番 六波羅蜜寺
洛陽 15番 観世音
洛陽 23番 地蔵菩薩
洛陽 24番
六道の辻 桂光山 西福寺
六道とは,仏語で衆生が生前に業因により生死を繰り返す六つの迷いの世界。すなわち,地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天上をいう。六道の辻は,六道へ通じる道の分かれる所の意で,一般的に珍皇寺の門前のことをいい,松原通の轆轤町と新シ町の間を南に至る丁字路をさす。珍皇寺ゆかりの小野篁(802~52)が冥府との往復を果たしたという伝説から,六道の辻と称された。この地西福寺は,空海(774~835)が鳥辺野の無常所の入口にあたる地に地蔵堂を建て,自作の土仏地蔵尊を祀ったことに始まると伝える。六道の地蔵尊と称される。寺宝に「六道十界図」がある。この石標は六道の辻を示すものである。
六道之辻 島津久永書
昭和五十四年十一月吉日
志主 伊勢村柾三郎
八坂 藤田石材店
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