カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

まともな人なら言うはずが無い

2013-12-11 | 時事

 別に猪瀬知事のシンパでは無いのだけれど、こういうのは普通にいじめだと思う。身から出たサビだとしても、追及してもほとんど意味が無いばかりか、単に精神的に追い詰めているだけのことだろう。子供のいじめもこのような図式であるのは間違いなくて、公開社会実験でもやっている感じかもしれない。
 僕は事件のことを知らないので憶測ばかりだけれど、公職選挙違反ならそれで裁判で争えばいいのであって、これが無いと審議に応じないというのはパフォーマンスに過ぎないだろう。テレビも張り切って放映するし、いかに厳しく演じきるかということに熱を入れているということだろう。下手すると猪瀬さん自殺しかねないね。是非これを乗り切って生き延びてもらいたいものだ。いじめに負けないシンボルとして。
 ところでしかし、この答弁を見て肝を冷やしている人も相当いるんじゃないだろうか。歴代知事に同じように献金(貸付?)をしていなかったはずはないようにも感じるし、ひょっとして追及している側にもけっこうもらっている人いるんじゃないだろうか。もしくはもらえないのは小物だという証明にもなるから、妬みもあるかな。いや、もらえなくて良かったなあ、と思っているかもしれない。捕まるような人は、つくづく用心して付き合わなくちゃいけません。
 でもまあ、徳洲会病院というのはあちこちにある訳だが、首長の権限で設置されているケースがそれなりにあるということじゃなかろうか。そうであるなら将来的に飛び火する可能性が高いようにも感じる。僕は子供の頃に徳田虎雄の本を読んで感銘を受けたクチだけど、いわゆる医師会からは嫌われる異端の人であろうし、その羽っ返りから敵も多かったことだろうと思う。それだけ悪い人だと思っている人もいるだろうが、悪いから敵がいるというより、改革者だから敵がいるということであろう。しかし、やはり金を使ったにせよ、賛同者なくして改革はできなかっただろうことを考えると、権力構造が根本的に何か変わってしまったのかもしれない。もっとも徳之島の選挙は激しいことは有名で、抵抗勢力の働きや味方の裏切りがあっての今回のことであろうことは容易に想像できる。猪瀬さんがはっきり答えられないのは、多くの人の背後の脅しがあるのは間違いないから、よっぽど開き直らない限り何も答えない方が正常だということになる。紹介している団体のこともあろうし、恐らく命のかかった攻防なのであろう。
 普通に捜査の手が伸びていることだとは思うけれど、どこまで過去に遡れるかというのがカギかもしれない。みんな黙るなら死ぬしかないという日本の論理だと、事実上の死刑だけれど、実際に便宜を図った形跡は過去にこそあるはずだ。巷間では猪瀬さんは本当に金に困っていたという話もあるから、知事の給与は差し出さない方がいいと思うけどね。それでも辞められないという何かの約束があるのだろうから、洗うならそういう方面ということになる。答弁で言わないのは明らかだから、むしろ秘密裏にやる方が効果的かもしれない。時間稼ぎのためにやっているとしたら、猪瀬知事の方がしたたかだということになるけれど、どうなんだろう。少なくとも時間がかかるほど真相から遠のくのは間違いなかろうけど…。
コメント (2)
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