そういえばこのブログの表題は、いずれ替えるつもりであると言いながら三年経過した。要するに仕事部屋を指して表題にしていたのだが、引っ越して三年なのだ。今の引っ越し先は島田滝川脇なので、そんなような名前にしようかと思案していたわけだが、それがなんとなくそれでいいのか決めかねていたというのがある。以前の名前にも変遷があるが、何しろ長く続いている。もう少しなじんでからでいいのかな、というのがズルズル続いている感じかもしれない。
時折以前の仕事場のあった場所に行ってみたりする。何年も通勤したところだから非常になじみがあるはずなのだが、行ってみると、こんなところだったかな、と愕然とする感じがある。まだまだ管理上建物は残っているし、一部使用されてもいる訳だが、かなり古びている感じもするし、かなり不思議な気分になる。自宅からの通勤の距離は、以前の方が少しだけ近いはずなのだが、山間部というのがあるのか、むしろ遠いような錯覚さえある。周りの風景も、懐かしさは憶えるものの、少し変わっているようなところがあり、違和感さえわく。本当にこんなところだったかな、という思いが、ひどく古い記憶のような気にさせられるのかもしれない。
さて今のところだが、既にもう馴染んでしまっていて蜘蛛の巣なんかも張ってたりして、バリバリ新品感も薄れてきた。時の流れは速いのだ。窓の外の小さい町道に広い側溝があって、なんとそこには時折カワセミがやってくる。小魚を狙いやすいポイントがあるのだろう。カワセミの羽は、実に鮮やかな青とオレンジが美しい。近づくとすぐに逃げるので、なかなか視界に捉えるのは難しい警戒心の強い鳥である。できるだけ見て見ぬふりをして、これからも続けて来てくれないかな、と願っている。
そういう訳で、「カワセミ通信」というような題名がひらめいたのだが、ググってみると、けっこうそういう名前のページって多いのである。ちょっと残念だけどそのままだと混同が多すぎるかもしれない。側溝にカワセミだから、素直に「カワセミ側溝」とでもするかな。
でも、夏場になると、暑さのせいか、水量の変化の激しさのせいか、カワセミの姿は激減する。このままでは、単なる「カワセミの居た溝」である。もう少し秋っぽくなってから、真剣に考えようかな。
追伸:ということで、やっぱり表題変えてみました。いつか慣れてくれるでしょう。これからもよろしくお願いします。