オキシジェン/アレクサンドル・アジャ監督
フランス映画なのに英語かよ、と思ったんだが、単に英語吹き替え版を見たようだ。こういうのは知らずにそうなっていたんで、ちょっと注意が必要だとも感じた。僕のような人間には、そういうことが反感を覚えるわけで、映画的な評価も下がる。もったいないことである(単に僕の勘違いだったんだけど)。
宇宙船の中で低温ポットという棺桶のような箱に眠っていた女性が、何らかのアクシデントで目覚めてしまう。宇宙船は移動中で、どこに行くのかさえよく知らない。急に目覚めたせいなのか、なんだか記憶があいまいなのだ。ポッドの中ではコンピュータと話はできるが、このコンピュータも何故か、聞かれたことの必要以上は答えないばかりか、信用できない感じすらする。いったい女性はどういう目的で眠らされ、どこへ行こうとしているのだろうか?
閉塞空間の会話劇で話は進む。外に出るには危険らしく、なかなかそう簡単に行かない。そのうちにポッドの中がだんだんと低酸素になっていく。オキシジェンというのは酸素のことらしい。低酸素と閉塞感に、女はとても平静な気分でいられなくなっていく。
こういう状況になると、どうしたらいいものだろうか。このようなポッドに閉じ込められているのだから他に仲間がいそうだが、おそらく彼ら(彼女ら)は寝ているはずなのだ。外がどうなっているかは分からないし、自分がどうしてこのタイミングで目覚めたのかもわからない。どうも事故らしいが、それでは自分は生き残れるのだろうか。
閉塞空間の会話劇で話は進む。外に出るには危険らしく、なかなかそう簡単に行かない。そのうちにポッドの中がだんだんと低酸素になっていく。オキシジェンというのは酸素のことらしい。低酸素と閉塞感に、女はとても平静な気分でいられなくなっていく。
こういう状況になると、どうしたらいいものだろうか。このようなポッドに閉じ込められているのだから他に仲間がいそうだが、おそらく彼ら(彼女ら)は寝ているはずなのだ。外がどうなっているかは分からないし、自分がどうしてこのタイミングで目覚めたのかもわからない。どうも事故らしいが、それでは自分は生き残れるのだろうか。
後半一気に謎は解けるが、それは観てのお楽しみに。そんなに長い映画ではないから、我慢すればいつかはそれがやって来るだろう。それまでは、多少退屈だが、おそらくこの閉塞感のリアルを理解してもらいたいという演出なのだろう。多少迷惑ではあるもの、それは理解できるようにはなる。多少の我慢さえ厭わなければ……。