kosakuの雑念

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レバレッジ・シンキング

2009-05-12 00:33:37 | 日記
本田直之という人の本。
やっぱり出てきた、パレートの法則とイチロー。

なんで昔のイタリアの富の偏在イコールすべての事象について、重要な部分が全体の2割になるのかという論理の飛躍がどうにも分からない。
実際、品質管理の実務などに従事すれば、少数の因子が全体の割合で大きな部分を占めるということは直感的にも統計的にもすぐに明らかになるが、だからといって、特段何の統計もとらずに、個人の体験も吟味せず法則とかアレコレ言われても困るし、別にフランス語版とまでは言わないから、せめて英語版でもざっくり目ぐらい通してくれないかな、パレートについて。
少なくとも、何とかヤングというひと(「アイディアのつくりかた」)は、パレートの著作に目を通しているようだが。

ただイチローについての記述は、ちゃんと出典を明らかにして書いているので好感がもてる。