kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

あるあるネタはこのくらいのレベルでないと

2010-06-17 09:54:40 | 日記
渥美俊一著「仕入れと調達」

”私は何度も東南アジアや豪州向けに(中略)バイイングチームを編成して出かけてみたが(中略)相手は「取引条件のうちAの部分をBに変更すればいくら安くできますよ」、「仕様のCの部分をDに変えれば値をいくら下げられます」と条件を出してくる。ところが日本側は、「とにかく」、「条件は別として」と言いだすから、相手はあっけにとられ、中に入った通訳が立ち往生してしまうのだった。(中略)”値を叩く”とか、”もっとサービスを”という一方的要求は、商談としては最低である。最初から先方がかけ値をしているとき以外は、ありえないからである。”(7ページ)

苦笑せざるを得ないあるあるネタである。
爆笑とまではいかないのが、日本を代表する企業にもこんなところがゴロゴロあるからで、若干ユウウツな気分になるからだ。