



ちょっと見にくいかもしれませんが、先日横浜で見たステンドグラスの作品です。
イエスの誕生にまつわるお話をモチーフにしたものです。
そこで、クリスチャンのスタッフに説明してもらいました。


イエスがお生まれになった時、東方の三人の博士が、
(三賢者、三博士、三賢王、占星術の学者などとも訳される)
ユダヤ人の王=救い主が生まれた事を知らせる星を見ます。

その星が三人を、幼子イエスの元へ導いていきます。
そしてその時、三人はそれぞれ黄金・乳香・没薬を捧げます。
これらは、アラビアの富と高価な香料を代表する物で、王に対する捧げ物としてふさわしい物でした。
この乳香が フランキンセンス、没薬が ミルラ です。
この場面は、クリスマスの生誕劇でも必ずと言っていいほど演じられ、
キリスト教絵画の題材としても、大変多く描かれています。
ルカ福音書では、天使が羊飼いに救い主の誕生を知らせ、羊飼い達がイエスを訪問します。
こちらもよく描かれますし、きよしこの夜の歌詞にも歌われていますよね。
(いろいろなバージョンがありますが)

御子の御前にぬ~かず~きぬ~。
かしこみて


工房スタッフもみんな愛用している手作りハンドクリーム

このフランキンセンスを入れた物もあります。
フランキンセンスのエッセンシャルオイルは、樹液より抽出されますが、
その樹液の色が乳白色でお乳に似ている所からついた名前のようです。
乾燥した大地で育ったこの樹のオイルは、女性の乾燥肌やシミ、シワに有効と言われています。
厳しい環境の中、その強い生命力を幹の中に蓄えているのかもしれませんね。
フランキンセンスもミルラもエジプトの墳墓からも発見されているほど、
古くから使われている神聖なオイルです。

いつもは何気なくつけているハンドクリームが、
今日は何故かとても有り難い物に見えてきました。
