暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

自然とアート

2009-08-12 09:29:21 | Weblog
        8月12日 

台風に地震と、自然の脅威にさらされることになった週の初めとなりました。

みなさまのところでは、被害はなかったでしょうか?


私達は地震のニュースを旅先で聞くことになりました。

新潟県妻有(つまり)で行われている  大地の芸術祭・妻有アートトリエンナーレ  を見学するため

十日町あたりをうろうろしていました。



このイベントは2000年から始まり、3年に一度、国内外の様々な分野のアーティストや学生が参加しています。

六つの地区に分かれて、田園の中の使われていない小屋や蔵、廃校になった小学校、

住宅街の中の空き地などに、160の恒久作品に新作を加えた370を超える作品が公開されています。

限られた時間の中で、回ることができた作品のいくつかをご紹介しましょう。


 まずは、十日町の住宅に囲まれた空き地に、こんな美しい作品がありました。

    

      

昭和女子大学杉浦ゼミの関連チームの作品。

折り紙のように折られたパーツが、テグスでふわふわ浮かんでいます。

パーツの一つ一つの美しさに加え、全体の雰囲気がとても素敵でした。



次は、 いけばなの家  と題された作品。

空き家となった民家全体を使って、竹・ドライフラワー・生花を使った作品が飾られています。

その中の一つ、ユーカリのドライで埋め尽くされた部屋。

 

床・壁・照明・テーブル・洋服・靴・・・すべてがユーカリで覆われています。



これは、メディカル ハーブマン カフェ プロジェクトと題されたもの。

      

大の字に見えるのは、人型に植えられたハーブや薬草です。

頭の部分には頭に良い薬草、足の部分には足に良い薬草・・・となっているわけです。

この作品にかかわっているみなさんは、東京恵比寿でランドスケープデザインの仕事をされているとか。

そのメンバーが、ハーブマンの植栽と、後ろに見える薬草茶を提供するカフェをコンテナに収め、

いろいろなところでハーブマンカフェを開き、その収益のすべてをハーブマン基金として、

学校にプレイグランドを作る・・・というプロジェクトを立ち上げたそうです。

人と自然が健康で、子供たちが元気に飛び回れる世界を目指して、ハーブマンは今日も旅をする・・



何種類もある中から、それぞれ好みのハーブティーとハーブクッキーをいただいてみました。

お茶は、おおばこと桑。

クッキーは、いかり草とまたたび。

少しずつ香りや風味が違い、楽しい時間を過ごすことができました。

そしてハーブにかかわるものとして、また違った視点を教えて頂きました。

出会いに感謝。



この芸術祭では、作品のすばらしさだけでなく、どこを見ても絵になるような大自然に囲まれ、

その美しさも堪能しました。


    

  日本の原風景。星峠の棚田


    車を止めて振り返ると、こんな風景。



景勝地の一つ、美人林は美しいぶな林。

   

   

    歩く足元は、ふっかふかのじゅうたんのようでした。


もう少しご紹介したいので、この続きはまた明日。